大林組がビル健康診断システムをクラウド化、診断期間半減 画像 大林組がビル健康診断システムをクラウド化、診断期間半減

インバウンド・地域活性

 大林組は6日、ビルなどの機能性や老朽度を把握する建物健康診断システム「たてもの診(み)たろう」の性能を向上させたと発表した。システムをインターネット上で利用できるようにしたのが特徴。現地調査に多機能端末を導入することで、診断業務に要する期間を従来の1カ月程度から2週間程度に短縮できるという。併せて、簡易版の「たてもの診たろうmini」もアップグレードした。改修計画の立案や維持管理計画の策定など、顧客の建物のライフサイクルマネジメントに役立てる。
 たてもの診たろうは、▽機能性▽老朽度▽BCP(事業継続計画)▽省エネ・省資源▽快適・健康▽外部への影響-の6分野(約120の診断項目)について、客観的な指標に基づき総合的な建物診断を行うシステム。既存建物の性能上の強みや弱みを見付け、性能レベルを容易に把握できる。同時にリニューアル後の性能もシミュレーション可能だ。
 一方、たてもの診たろうminiは、「専門技術者の診断は費用や時間がかかるため受けにくい」という顧客の声を反映させた事前簡易診断システム。営業担当者によるヒアリングに基づいた診断結果に加え、本格的な調査の必要性を提示する。診断項目はたてもの診たろうと同じ6分野(約50の診断項目)。
 いずれもオフィスビル、病院、工場が対象。02~03年の開発後、10年以上が経過し、さらなる機能拡充と利便性の向上を図るため、システムを全面的に改善した。
 たてもの診たろうは、従来の紙ベースに代えてインターネット上の利用を可能にするとともに、診断項目・基準を見直し、設備仕様など最新ニーズに適応した項目を新たに設けた。
 たてもの診たろうminiは、多機能端末を利用することで、顧客が営業担当者と一緒に設備の写真や関連法規などの解説が付いた画面を見ながら回答できるようにした。建物に詳しくない人でも使いやすく、これまで数日かかっていた診断結果も、回答後その場で分かるようになるという。
 新しいminiは既にサービスの提供を開始済み。たてもの診たろうも2月のサービス開始を予定している。

大林組/ビル健康診断システムをウェブ仕様に/多機能端末利用、診断2週間に短縮

《日刊建設工業新聞》

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