東京23区内の大規模建築計画、増加&大型化傾向 画像 東京23区内の大規模建築計画、増加&大型化傾向

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 15年度第3四半期(15年10~12月)に東京23区内で公表された延べ床面積1万m2以上の大規模建築計画は30件で、前年同期から3件増加した。特に延べ床面積5万m2を超える建築計画は2件増加。30件の延べ床面積の合計値は166万3723m2で、前年同期に比べて20.1%も増加した。計画件数が増えたことに加え、それぞれのプロジェクトが大型化していることがうかがえる結果となった。
 「東京都中高層建築物の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例」に基づき、15年10月1日~12月25日に都で公表された標識設置届を対象に日刊建設工業新聞社が集計した。建築計画が最終的に決定し、近隣への説明や行政手続きに入った段階のプロジェクトが集計対象となり、公共機関が発注した建築計画なども含まれる。
 第3四半期の30件を区別に見ると、最も多いのは港区の8件。続いて大田区の4件。足立、品川、新宿の3区は3件ずつ。渋谷、葛飾の2区は2件ずつ。文京、世田谷、千代田、北、板橋の5区は1件ずつだった。
 延べ床面積別では、1万~2万平方メートルが14件、2万~3万平方メートルが3件、3万~4万平方メートルが4件、4万~5万平方メートル、6万~7万平方メートル、7万~8万平方メートル、8万~9万平方メートル、9万~10万平方メートルがそれぞれ1件だった。10万平方メートル以上は4件だった。
 最も規模が大きかったのは、三井物産と三井不動産が東京・大手町で計画している総延べ35・8万平方メートル規模の「(仮称)OH-1計画」。両者が所有するビル3棟を共同で建て替え、計画地の西側に地下5階地上30階建て(高さ約155メートル)のA棟、東側に地下5階地上39階建て(高さ約200メートル)のB棟を建設する。設計は日建設計・鹿島JVが担当。施工者は未定。現在、既存ビルの解体を鹿島の施工で進めており、早ければ5月中旬にも本体着工する予定だ。
 主要用途別では、共同住宅が8件、事務所が7件で、それぞれ前年同期から減少。一方で、病院と大学校舎がそれぞれ2件、病院と大学校舎の複合施設が1件、物流倉庫の開発事業も3件と堅調に推移している。
 設計・施工を一括で発注(実施設計・施工一括を含む)したり、設計業務をゼネコンに発注したりしたプロジェクトは21件。建築コストの高止まり傾向が続く中、共同住宅や事務所をはじめさまざまな建築用途で設計・施工一括発注が広がっている。

東京23区内の大規模建築計画/15年10~12月期、延べ1万平米超は30件

《日刊建設工業新聞》

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