デベロッパー各社がリゾート事業強化へ動く、沖縄で大型開発 画像 デベロッパー各社がリゾート事業強化へ動く、沖縄で大型開発

インバウンド・地域活性

 ◇三菱地所は下地島空港施設(沖縄県宮古市)の整備提案
 インバウンド(訪日外国人旅行者)の増大などで拡大傾向が続く観光需要への対応の一環で、デベロッパー各社がリゾート事業を強化する。国内を代表するリゾートの沖縄県で、森トラストは大規模なリゾート開発に本格着手し、東京五輪が行われる2020年をめどに関連施設の開業を目指す。同県が事業者を選定中の下地島空港の利活用事業では、三菱地所が施設の整備・運営計画を提案しており、選定されれば17年1月の着工、18年5月の開業を予定している。
 森トラストは昨年12月25日、沖縄県本部町瀬底下地原5750ほかの土地約33・5ヘクタールを取得する売買契約を所有者側と締結した。取得金額は公表していないが、2月末の引き渡しを予定している。
 本部町周辺は、観光客に人気の「沖縄美ら海水族館」や、日本で一番早く桜が楽しめる八重岳などがあり、国内外の観光客の人気が高まっているエリア。開発対象地は、本部半島から橋でつながる瀬底島の西端に位置し、夕日の美しさと国内屈指の透明度で知られる瀬底ビーチ(全長約800メートル)に面している。
 ホテルの開発用地としては県内最大級の規模。施設計画・規模など詳細は今後検討を進める。設計者や施工者は未定。恵まれた景観を生かし、国内外の旅行者のニーズに対応したインターナショナルなサービスを提供する滞在型リゾート施設を整備する方針だ。
 三菱地所も昨年12月25日、沖縄県が宮古島市で進めている下地島空港と周辺用地の利活用事業で、県側に提案した事業計画を公表した。事業コンセプトを「空港から、リゾート、はじまる。」と設定。空港利用者や航空会社の視点に立ち、旅客ターミナルなどの関連施設を整備する提案をまとめた。
 現在は航空会社のパイロットの訓練などに利用されている同空港で、新たに国際線、国内線LCC(格安航空会社)、プライベート機などの受け入れに向け、整備・運営事業者は県と共に航空路線の誘致活動を進める。
 同社は観光地として注目を集める宮古諸島をはじめ、21年度までに入域観光客数1000万人(うちインバウンド200万人)の達成を目指す同県での事業拡大に一段と力を入れる。
 三井不動産は5月に主要国首脳会議(サミット)が開かれる三重県志摩市に保有するリゾート施設の機能を拡充する。
 大規模なリニューアルを進めていたゴルフコース「NEMU GOLF CLUB」が昨年10月に再開業したのに続き、今春にも世界トップクラスのラグジュアリーブランドであるアマンの温泉付きリゾートホテル「AMANEMU」が開業する予定。伊勢志摩国立公園内に位置し、「真珠の湾」として世界的に知られる英虞湾に面した大崎半島の先端に整備する。周辺の観光資源など地域の魅力を生かしたアジアを代表する滞在型リゾートを目指す考えだ。

デベ各社/リゾート事業強化へ動く/森トラスト、沖縄県本部町で大型開発

《日刊建設工業新聞》

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