国交相が年頭抱負、復興は新ステージ、ストック効果へ重点投資 画像 国交相が年頭抱負、復興は新ステージ、ストック効果へ重点投資

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 石井啓一国土交通相は4日の閣議後に記者会見し、国土交通行政に対する新年の抱負を語った。3月で発生から5年が経過する東日本大震災からの復興では、「復興・創生期間」という新しいステージが始まることに触れ、「復興の一段の加速化と、実感できる復興へとしっかり取り組みたい」と強調。昨年9月の関東・東北豪雨を受けて打ち出した「水防災意識社会」の再構築に向けた本格的な活動にも力を入れる考えを示した。
 国交省は、6日で発足から15年を迎える。石井国交相は「強味の現場力を生かしてさまざまな課題に取り組む」と新たな決意を表明した。
 人口減少社会の中でもあらゆる分野で生産性を向上させることで、経済成長を実現できるとの観点に立ち、社会資本整備の進め方を「賢く投資」し「賢く使う」インフラマネジメント戦略へと転換。わずかな投資で過去の投資の効果が発現する「ストック効果開花プロジェクト」に重点投資を図る方針を示した。
 加えて、ICT(情報通信技術)などを駆使して建設現場の生産性を飛躍的に向上させることを目的に昨年打ち出した「i-Construction」をはじめ、中長期的な人手不足が懸念される所管産業の生産性を向上させる施策を展開。今年を「生産性革命元年」と位置付け、同省の総力を挙げて活動を進める考えを示した。
 3月に策定する新たな住生活基本計画では、若年世帯や子育て世帯が選択でき、高齢者が自立できる住生活の具体的な方向性を打ち出すとした。
 このほか、昨年末にASEAN経済共同体(AEC)が発足したアジア地域で今後、「人やモノの流れが活発化していく」と指摘。旺盛な需要に応えるインフラシステムの海外展開を積極的に進める考えも表明した。

石井啓一国交相/復興は新ステージに、水防災強化も/ストック効果へ重点投資

《日刊建設工業新聞》

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