アイスもハラール! 外国人客見込む、横浜市の小野ファーム 画像 アイスもハラール! 外国人客見込む、横浜市の小野ファーム

インバウンド・地域活性

 横浜市戸塚区で酪農と肉牛を経営する(有)小野ファームは、豚肉やアルコール摂取などを禁じられているイスラム教徒向けに「ハラール」認証アイスの販売を始めた。アイスでは県内初。日本を訪れる外国人観光客が近年増え続け、2020年の東京五輪・パラリンピックを控え、大手メーカーがまねをしにくい経営を展開する。
 小野ファームは同市戸塚区と泉区に直営店を構える他、羽田空港や同市桜木町、大学などでアイスを販売。関西国際空港での販売も検討する。

 外国人が集まる場所で店舗を展開する中、ハラール認証のアイスが全国的にも少ないことが分かり、14年12月から取得に向けた準備を始めた。

 基準は非常に厳しい。例えば砂糖は、精製過程で通常使用する骨炭を使っていないことや、生クリームは他の乳製品を作っていない単独の製造ラインを使わなくてはならない。専用のフリーザーや保管場所を設ける必要もある。原材料や製造元情報の提供や監査を経て15年6月、特定非営利活動法人(NPO法人)日本アジアハラール協会の認証を取得した。

 同社代表の小野利和さん(51)は「手間が掛かるが、逆に大量生産ラインが整った大手企業は、申請しにくいのではないか。認証を生かせる強みは十分にある」と見通す。

 現在、ミルクや抹茶、チョコなど7種の味を用意、同市戸塚区の本店で販売を始め、既に約1000個が売れた。小野さんは「手探り状態だが需要はある。イスラム教の人も、気軽に横浜のアイスを楽しんでほしい」と期待を寄せる。

ハラール認証アイス販売 外国人客見込む 横浜市の小野ファーム

《日本農業新聞》

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