JRA、東京五輪会場の馬事公苑整備設計・施工を大成建設連合体に 画像 JRA、東京五輪会場の馬事公苑整備設計・施工を大成建設連合体に

インバウンド・地域活性

 日本中央競馬会(JRA)は、2020年東京五輪の馬術競技会場となっている「馬事公苑」(東京都世田谷区)の再整備工事の設計・施工者を大成建設を代表者とする連合体(構成員=山下設計)に決めた。落札額は293億9841万9000円。16年1月から設計に入り、引き続き工事に着手する。新たな建物や馬場は19年10月末までに完成させる。工事の詳細は明らかにされていないが、国際馬術連盟が五輪競技施設の基準として定める1万4000席以上のメーンアリーナなどが建設されるとみられる。
 24日に「馬事公苑整備工事」の一般競争入札(WTO対象)を開札した。入札にはほかに清水建設を代表者とする連合体(構成員=東畑建築事務所)が参加。総合評価方式を採用した結果、大成建設らが価格評価点(清水建設らの入札価格は296億5683万6000円)、技術評価点(大成建設らは100点満点中80・75点、清水建設らは59・13点)ともに上回った。総合評価値は86・525だった。
 馬事公苑の所在地は世田谷区上用賀2の1の1。約18ヘクタールを超す広大な敷地の中に、馬関連の施設として屋外のメーンアリーナ(760人収容)、グラスアリーナ(1690人収容)、屋内のインドアアリーナ、厩舎(きゅうしゃ)複数棟がある。
 東京五輪では、馬術競技(馬場馬術、障害馬術、総合馬術)が行われることが決まっており、既存施設の老朽化が進んでいることに加え、国際馬術連盟が定める五輪競技施設としての基準を満たしていないことから、五輪開催までの間に新たな建物と馬場を整備することにした。
 同連盟の基準によると、メーンアリーナには、常設と仮設を合わせて最低で1万4000人分の観覧席を用意することが必要。厩舎の広さも明確に定められているほか、検疫施設の充実やパラリンピックに備えた施設のバリアフリー化なども実施する必要がある。
 着工後は、一部施設(管理センター、厩舎の一部、馬場の一部など)を19年5月30日までに竣工させ、19年に開かれる予定のプレオリンピックに備えるとみられる。それ以外の建物と馬場は19年10月31日までに竣工させる予定だ。

JRA/馬事公苑整備設計・施工(東京都世田谷区)/大成建設連合体に

《日刊建設工業新聞》

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