中日本高速ら、東名渋滞対策で大和トンネル付近の車線増設検討 画像 中日本高速ら、東名渋滞対策で大和トンネル付近の車線増設検討

インバウンド・地域活性

 ◇総事業費140億円
 中日本高速道路会社、神奈川県、関東地方整備局などでつくる東名軸渋滞ボトルネック検討ワーキンググループ(WG)は18日、同県内を通る東名高速道路の渋滞対策を決定した。海老名サービスエリア(SA)~横浜町田インターチェンジ(IC)間のうち、特に渋滞発生が深刻な大和トンネルを含む一部区間(上り線4キロ、下り線5キロ)の路肩を拡幅し、車線を増設。上下線の車線数を各4車線(現行各3車線)に広げる。総事業費は約140億円。
 名古屋方面から東京圏に向かう際の玄関口となる東名高速の同県内区間では、物流や一般交通の集中による渋滞が慢性化。対象区間の下り線では、休日の午前に交通量が増える傾向があり、大和トンネルや横浜町田IC付近での移動速度の低下が深刻になっている。休日の午後には上り線も混雑するため、上下線ともに交通容量の拡大が課題になっていた。
 渋滞対策は、東名高速を管理する中日本高速会社が実施する。対象区間の上下線は、大和トンネル300メートルと高架橋部550メートル、これら以外の土工部で構成。同社の担当者は、「1日に13万台の交通量があることを踏まえ、現状の路肩の余裕幅(片側3メートル)を生かしながら、交通規制を極力行わない施工計画を立案する」と話す。
 大和トンネルは山間部をくりぬいて造ったトンネルではなく、構造はボックスカルバートに近い。計画では、路肩にボックスを増設し、上下線合わせて現行30メートルの幅員を35メートルにまで拡幅する。他の高架橋・土工部の幅員も同様な規模に広げる。
 着工から完工までの時期は検討中。同じ担当者は、「高架橋部以外の用地の確保はほぼ完了している。一定の施工規模を確保できた段階で工事を発注する」と説明する。対策完了後の交通状況によっては、追加の対策実施も検討するという。
 横浜市中区で同日開かれWGの会合で、関東整備局横浜国道事務所の杉崎光義所長は「早期の対策完了を目指し、関係機関の連携を深めよう」と呼び掛けた。WGでは、電子料金収受システム「ETC2・0」のデータなどを活用した渋滞要因の特定・分析に引き続き取り組む方針も確認された。

中日本高速らWG/東名・神奈川県区間渋滞対策/大和トンネル付近の車線増設検討

《日刊建設工業新聞》

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