JA全中、農家所得増実現へ、事例挙げ手法学ぶ研修会

人材

 JA全中は18日、効果的な販売戦略を構築するための考え方を学ぶケーススタディー研修会を東京・大手町のJAビルで開いた。今秋開いたJA全国大会での最重点課題の一つ、農業者の所得増大を実現するためには市場や実需者などへの販売強化、加工・業務用など需要拡大を見込める分野への事業展開が求められている。参加者は事例を基にした相互討議や講師の質問に答え、販売事業戦略の組み方を考えた。19日まで。 

 50人を超すJAグループ職員が集まった。宮城大学食産業学部の三石誠司教授が、JAあいち経済連と熊本県JAあしきたの2事例を挙げた。参加者は5グループに分かれて、ストーリー仕立てにまとめた事例を素材に、事業環境や取り組みに向けた考え方などを討議した後、三石教授の質問に回答していく形で整理した。

 あいち経済連の事例はマーケットイン(需要に応じた生産・販売)に基づく炊飯事業の取り組みで、米穀部門で20年以上も前に立ち上げた事業の変遷を職員にスポットを当てて追った。

 三石教授は戦略を策定する際の市場分析や、顧客らに受け入れられる販売手法のポイントに事例を照らし合わせ、マーケットでの状況変化を解説。「どの段階に事業があるのか把握して取り組むのが必要」などとアドバイスした。あいち経済連の職員は、講義のやり取りの受け止めや現状を報告した。この他、JAあしきたの6次産業化に関する事例を取り上げた。

 19日は宮城大学食産業学部の川村保教授と新潟大学農学部の清野誠喜教授を招き、JA全農おかやまと宮城県JA加美よつばの事例を取り上げて討議する予定。

農家所得増 実現へ 事例挙げ手法学ぶ  全中が研修会 

《日本農業新聞「e農net」》

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