「海外強化」と「領域拡大」…日建設計が「5カ年経営計画」設定

マネジメント

 日建設計は、16年からの新たな経営計画を策定した。従来の経営計画は3カ年で更新してきたが、新計画は2020年までの5カ年を計画期間に設定。グローバル化(海外)の強化とビジネス領域の拡大を2本柱に据えた。海外については来年1月、本社5事業部門と同格組織の「グローバルマーケティングセンター」を新設し、本体とグループ会社で海外プロジェクトの情報を共有。グループ会社の契約・入金の一元管理によるリスク対応の強化も図る。
 新計画は、国内建築市場の縮小を想定。インフラ投資が旺盛な東南アジアなどでの事業強化と、ビジネス領域の拡大を図り、国内建築設計分野の減少を補完する。16、17年を「変革期」、18~20年を「成長期」と位置付け、施策を推進。18年に計画内容の中間見直しを行う。
 海外については、9月に業務提携したオーストラリアの大手建築設計事務所バカンとの連携体制を強化。現地子会社の新設、海外の同業他社との業務提携などを含む拠点づくりを加速する。グローバル展開の実行組織としてグローバルマーケティングセンターを新設。グループ各社から世界各国の川上段階にあるプロジェクトの情報を集約するほか、多様な企業連携の検討、リスク対応の強化に取り組む。
 ビジネスモデルの多様化に向け、既存ビジネス領域の拡大、新しいものづくりのトレンドへの対応も急ぐ。新領域・新分野のビジネス展開を目指し、1月にグループ各社も含め職員から事業アイデアを募る。提案を審査する体制も整え、事業で多様な「峰」を育成する「造山運動」を本格展開する。
 本業分野では、1月にグループの日建設計マネジメントソリューションズ(NMS)を解体。社員を本社に移して関係部門と共に「ワークプレイスデザインラボ」の機能を強化する。グループのデザイン力を結集し、海外でも負けない「グローバル・デザイン・ファームズ」として都市・建築の多様な分野でデザイン力を一段と高めていく。

日建設計/5カ年経営計画/海外強化と領域拡大、国内市場の縮小補完

《日刊建設工業新聞》

編集部おすすめの記事

特集

マネジメント アクセスランキング

  1. 効率的な「泥土圧シールド技術」、巨礫も機内取り込み 奥村組

    効率的な「泥土圧シールド技術」、巨礫も機内取り込み 奥村組

  2. 曙ブレーキ、生産設備の減損処理などで60億円の赤字

    曙ブレーキ、生産設備の減損処理などで60億円の赤字

  3. 今年の忘年会、混雑ピーク予測

    今年の忘年会、混雑ピーク予測

  4. 新しくなるVICS――旅行時間や緊急情報など警察庁が制約解除

アクセスランキングをもっと見る

page top