設備工事各社がクリーンルーム製品・技術充実、設備投資増を狙い 画像 設備工事各社がクリーンルーム製品・技術充実、設備投資増を狙い

マネジメント

 設備工事各社が、クリーンルームを備える半導体メーカーや医療施設向けに、関連する製品や技術を充実させている。各社は、企業による設備投資が改善傾向にあるこの機会を捉え、展示会への出展などを通じて製品や技術を売り込んでいく考えだ。
 クリーンルームのPRに力を入れているのは、関電工とダイダン。関電工は、主に半導体メーカー向けに工場の改修や増設需要に対応しやすい「フレックスクリーンルーム」の普及に取り組んでいる。縦4メートル、横2メートル、高さ2・5メートルと小型で、部材は工場でプレハブ化して現地で組み立てる。大型クリーンルームと比較して施工期間が短く、コスト削減にもつながるのが特徴だ。
 ダイダンは、再生医療用の細胞加工施設(CPF)向けに「エアバリアブース」を開発した。再生医療施設で細胞を取り扱う装置を囲う半開放型のブースで、一つの部屋に複数設置することができ、さらに間仕切りが不要のため導入コストを最大で40%削減できる。
 クリーンルーム向けの技術を充実させているのは、三機工業、高砂熱学工業。三機工業は、再生医療施設向け気流改善装置「CPCube(シーピーキューブ)」を開発した。作業台「バイオハザード対策用キャビネット(BSC)」から排出された清浄な空気をシーピーキューブが集め、BSCの上部から下方に吹き出すことで作業環境を清浄に保つ。
 高砂熱学工業は、クリーンルーム内の空調にかかるエネルギーを大幅に削減する旋回流誘引型成層空調システム「SWIT(スウィット)」を積極的にPRしている。温度の高い汚れた空気を室内上部に持ち上げて排出し、新鮮な空気を供給するシステムで、室内下方作業域の空気清浄度が効率的に高まるだけでなく、冷房効果も期待でき、エネルギー効率の向上につながる。試算では、年間消費エネルギーを従来の空調システムと比較して40%前後削減できるという。

設備工事各社/クリーンルーム製品・技術充実/企業の設備投資増に照準

《日刊建設工業新聞》

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