【回転窓】使われてからが本当の評価 画像 【回転窓】使われてからが本当の評価

インバウンド・地域活性

 「近代港湾の父」と呼ばれる広井勇博士。明治から大正にかけて小樽港など数多くの土木構造物を手掛けたことからご存じの方も多いだろう▼10日付本紙最終面「所論諸論」で谷口博昭氏が広井博士の金言として「文明の基礎づくりに努力すべき」という言葉を紹介していた。実はこの言葉の前には、「技術者として自分の真の実力をつねに錬磨し、技術を通して」というくだりがある。広井博士の功績は単なる学術的な高さだけではなく、土木技術者の心構えを常に説き続けたことにある▼広井博士は著書『築港』の中でこうも言う。「先年にわたる技術者の栄誉と恥辱はひとえに設計の如何にある」。技術者は設計や工事が完了すれば終わりと思いがちだが、本当の評価はそれが機能し始めてからだ、と▼国土交通省がインフラのストック効果のPRに力を入れている。整備後に得られる社会的な効果をきちんと国民に発信する狙いだ。遅きに失した感もあるが、インフラ本来の役割を知ってもらうのは大切なことだ▼インフラは造るのが目的ではなく、使ってもらうのが目的だということを肝に銘じておきたい。

回転窓/使われてからが本当の評価

《日刊建設工業新聞》

編集部おすすめの記事

特集

インバウンド・地域活性 アクセスランキング

  1. 近大医学部、付属病院、堺市への移転計画/健康・医療分野の民間投資を促進

    近大医学部、付属病院、堺市への移転計画/健康・医療分野の民間投資を促進

  2. 五輪後の建設市場は「減少」か「横ばい」…アナリストに聞く

    五輪後の建設市場は「減少」か「横ばい」…アナリストに聞く

  3. 札幌駅北口周辺で再開発計画、50階建てビルは道内最高層!

    札幌駅北口周辺で再開発計画、50階建てビルは道内最高層!

  4. 札幌市・北4東6周辺地区の再開発、19年3月の完成を目指す

  5. リニア新幹線、南アルプストンネル最後の工区着工へ

  6. 鹿児島第3合同庁舎を整備。地域連携で景観形成、御楼門など復元に合わせ

  7. 世界貿易センタービルディングの解体、160メートルは国内最高層!

  8. 練馬光が丘病院移転改築/整備・運営は地域医療振興協会に

  9. 【田舎にもっと外貨を!:4】農泊参入の最大のチャンスは今

  10. 新橋駅前ビル周辺再開発、輝きを取り戻せるか?

アクセスランキングをもっと見る

page top