【地方発ヒット商品の裏側】海外アパレルも注目する世界一薄いシルク「フェアリー・フェザー」 画像 【地方発ヒット商品の裏側】海外アパレルも注目する世界一薄いシルク「フェアリー・フェザー」

インバウンド・地域活性

■世界一薄いシルクで世界の注目を集める

 完成したフェアリー・フェザーを手に、齋藤氏が向かったのはブライダルファッションデザイナーの桂由美氏の元だった。同氏と齋栄織物の関係は深く、以前から様々な生地を提供していたという。

 「これからの花嫁衣裳は、式場でダンスを踊れるぐらい軽くないといけないよねと。桂さんには、以前からお話を伺っていたんです。だったら、フェアリー・フェザーがふさわしいだろうと、真っ先に頭に浮かびました」

 持ち込んだ生地を見て、桂氏はすぐに次のコレクションで使いたいと、その場で齋藤氏に話したという。こうして、フェアリー・フェザーはウェディングドレスとなり、12年2月に初めて世間に公表された。その反響はすさまじいものだったと、齋藤氏は当時を振り返っている。

 「ブライダルだけでなく、ベッドの天蓋に使いたいとか、時計の文字盤に飾りたいなど、様々なお話を頂きました。こんなことは初めての経験でしたね」

 同月には欧州の展示会に生地を持ち込み、そこでも30社近いメーカーからのオファーを受けることになる。その中でフェアリー・フェザーに関わらず、齋栄織物のシルクは世界に名だたるブランドに受け入れられていった。ジョルジオ・アルマーニ、ルイヴィトン、シャネル……。その取引は今でも続いているという。

《丸田鉄平/HANJO HANJO編集部》

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