地理的表示(GI)第1弾、「夕張メロン」など候補

インバウンド・地域活性

 農水省は来週にも、地理的表示(GI)の第1弾の認定を行う。「夕張メロン」「江戸崎かぼちゃ」など7品目が候補に挙がっており、有識者の審査を経て決まる。国が地域のブランド農産物の名称を保護し、品質にお墨付きを与えることで、有利販売や輸出促進につなげたい考えだ。
 他に第1弾認定候補に挙がっているのは「鹿児島の壺造り黒酢」「八女伝統本玉露」「あおもりカシス」「神戸ビーフ」「但馬牛」。15日に有識者会議を開き、認定すべきか検討。週内にも農相が判断する。

 農水省は、気候や伝統製法など地域特性と結びつきのある農産品の名称をGIとして保護する制度を6月に開始。現在は15品目が公示され、順次手続きを進める。認定されれば、生産者は産品に地理的表示マークを付けなければならない。偽物は国が取り締まれるようになる。

 政府は輸出促進に向けて、外国と相互にGIを保護できる制度整備を進める。生産者は日本政府からGI認定を受ければ外国政府に直接申請しなくても、相手国の市場で名称が保護される。仮に日米間で相互保護の仕組みが整い、「神戸ビーフ」がGIに認定されれば、米国で偽物の神戸ビーフは販売できなくなる。

 TPP関連政策大綱には、日本と諸外国との相互保護を対策として盛り込み、農水省はTPP発効までに地理的表示法の改正など法整備を進めたい考え。

 また、中国、台湾、香港、米国など20カ国・地域でGIマークを商標出願中だ。

GI保護 輸出促進へ 来週にも第1弾認定

《日本農業新聞「e農net」》

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