兵庫県猪名川町、産業拠点地区対象の土地活用事業案を選定 画像 兵庫県猪名川町、産業拠点地区対象の土地活用事業案を選定

インバウンド・地域活性

 兵庫県猪名川町は8日、新名神高速道路(16年度末開通予定)の川西インターチェンジ(IC、仮称)近くの産業拠点地区を対象にした土地活用事業者選定の公募型プロポーザルで、物流不動産大手のプロロジスを代表とするグループの提案を選定し、優先交渉事業者に決めたと発表した。産業振興や雇用機会の確保など地域の活性化を図るのが目的で、今後、基本協定を締結し、事業者が測量や設計など開発協議を進めるとともに、町が地区計画の変更手続きを行い、17年度の造成着手を目指す。約3年で造成を終え、19年度に1棟目が着工、25年度までに計5棟を建設する。プロロジスは特定目的会社蔵王を設立する。
 対象地は県道川西篠山線沿いの町有地約44・5ヘクタール(肝川、差組)。川西ICから県道川西インター線(4車線)を経由して約2キロに位置し、14年8月に地区計画で産業拠点地区に位置付けた。
 当初は民間企業がゴルフ場や宅地の開発を計画していたが、景気低迷などを受け、12年2月に町に寄付した。
 プロポーザルは7月から手続きを始め、2者が提案書を提出。学識者らで構成する事業者選定委員会が事業計画などを総合的に評価し、プロロジスとオオバで構成するグループを優先交渉事業者に選定した。
 提案によると、事業区域のうち約14万8500平方メートルの用地を整備し、複数企業向けのマルチテナント型物流施設1棟(5階建て延べ15万8000平方メートル)と、特定企業向けのBTS型施設4棟(5階建て延べ計10万8000平方メートル)を建設する。マルチテナント型から順次着工する。総事業額は342億円。
 全ての施設が完成すると約1500人の雇用を生み出し、建物に対する固定資産税は約2億円を見込む。
 防災拠点として広場や備蓄倉庫、ヘリポートの設置も提案している。
 福田長治町長は「新しいパートナーとして協議を重ね、町の未来につながる希望の事業にしたい」と話している。

兵庫県猪名川町/産業拠点地区土地活用事業/交渉権者にプロロジスら2者グループ

《日刊建設工業新聞》

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