自動運転SoC向け高速SRAM……ルネサス 画像 自動運転SoC向け高速SRAM……ルネサス

IT業務効率

ルネサス エレクトロニクスは12月9日、自動運転技術に必要なリアルタイム画像処理を実現する、車載情報機器用SoC(システムLSI)向けデュアルポートタイプ内蔵SRAMを開発したと発表した。

新SRAMは、今後の自動運転技術として必要となるリアルタイム画像処理を実現するため、車載情報機器用SoCに搭載する画像バッファメモリを最適化。新SRAMを最先端16nm(10億分の1メートル)プロセスで試作したところ、0.7Vの低電圧条件にて688ピコ秒(一兆分の1秒)の高速動作と、世界トップクラスの3.6Mbit/ミリ平米の高集積度を実現した。

近年、注目を集める自動運転を実現するためには、リアルタイムに画像を処理する技術が重要となる。現在、デュアルポートタイプの内蔵SRAMを用いたメモリアクセスの高速化が進められているが、シングルポートSRAMに比べて占有面積を必要とする上、消費電力の増大、動作下限電圧マージンの悪化など、様々な課題があった。

今回ルネサスは、FinFET用に最適化したデュアルポートSRAM用メモリセルを採用することで、これらの課題を解消。また、シングルポートSRAM向けに開発したワード線ブースト型アシスト回路技術をデュアルポートSRAMにも適用することで、低電圧でも安定して高速読出し・書込み動作が可能となり、小面積で消費電力を抑えることが可能となった。

ルネサスでは、今回開発したデュアルポートSRAMが、先進運転支援システムや自動運転に求められるリアルタイム画像処理の性能向上に大きく貢献できるとし、同社の最先端SoCに採用し、製品化を目指していく。

ルネサス、リアルタイム画像処理を可能にする内蔵SRAMを開発…自動運転技術に貢献

《纐纈敏也@DAYS》

編集部おすすめの記事

特集

IT業務効率 アクセスランキング

  1. 【スマート林業:5】ヒノキの間伐材で畳に付加価値をつける

    【スマート林業:5】ヒノキの間伐材で畳に付加価値をつける

  2. ~中小工場のIoT化最前線:1~見える化で生産性を向上!

    ~中小工場のIoT化最前線:1~見える化で生産性を向上!

  3. 【ICTが変える高齢化社会:2】かしこい“見守りシステム”

    【ICTが変える高齢化社会:2】かしこい“見守りシステム”

  4. サービス業のIT利用最前線!2 話題の“IoTホテル”が東京進出

  5. 「Staple Pulse for HANJO HANJO」をご利用のお客様へ

  6. 【スマート林業:1】最先端テクノロジーで未来志向へ

  7. 【ICTが変える高齢化社会:1】広がる医療・介護の市場

  8. 【ICTが変える高齢化社会:4】遠隔医療、シーズでなくニーズを

  9. VR/ARのトレンドとは? 未来を提示する展示会「CES2017」

  10. ストップ異物混入! エアではなく静電気で確実除去――エコーと芝浦工大が開発

アクセスランキングをもっと見る

page top