【解決!社長の悩み相談センター】第25回:消費税の計算方法は? 画像 【解決!社長の悩み相談センター】第25回:消費税の計算方法は?

制度・ビジネスチャンス

今回の回答者:高橋昌也 税理士・AFP(フィナンシャルプランナー)

質問:
 今年は売上が消費税抜きで計算すると3,000万円となりました。8%ですから240万円を納税する必要があるのでしょうか?

回答:
 前回に続いて消費税のお話をします。上記のような勘違いをしている事業者がかなり多いようです。
 今回は消費税の納税額計算について簡単に確認していきましょう。

■納税額計算の基礎
 消費税の納税額は、以下の計算式で決まります。

 納税額 = 売上等を通じて預かった消費税額 △ 仕入れ等を通じて支払った消費税額

 ご質問者さまの場合、売上が3,000万円ですから確かに240万円の消費税を預かっていることになります。しかし、その売上をあげるためにはご質問者さまが支払った仕入や経費があります。それらの支払い時には消費税を負担しているはずです。

 例えば仕入れ等で消費税を150万円支払っているとしたら

 240万円(預かった額) △ 150万円(支払った額) = 90万円(納税額)

 このように計算をして、残額を消費税として納めます。

■消費税がかかるもの、かからないもの
 ここで注意をしなければならないことがあります。事業では色々な取引が存在しますが、その中には消費税がかかるものとかからないものが混在しているということです。

・消費税がかかっているものの一例:飲食店や製造業等、一般的な事業における売上とそれに関わる仕入 お店の家賃 移動に使うタクシー 外注費 その他色々…
・消費税がかかっていないものの一例:人件費 居住用アパートの家賃 印紙税 支払保険料 銀行に支払っている借入利息

 売上側でも経費側でも、消費税のかかっているものとそうでないものは混在しています。
 これらについてしっかりと経理を行い、その人が預かっている消費税額と支払った消費税額を確定させて納税額を計算するのは、かなり大変な作業なのです。

 ちなみに、消費税には非課税、不課税、免税という用語があります。どれも消費税がかかっていないのは同じですが、その取扱いはすべて異なっています。消費税の納税額計算は大変だ、ということはしっかりと覚えておいて下さい。

■中小事業者向けのお手軽な方法も
 このように大変な納税額計算ですが、中小事業者には特例も用意されています。それは「業種に応じて、一定の割合だけ納税をしてくれれば良い」というもので、簡易課税制度と呼ばれています。
《高橋昌也》

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