アパホテル、大都市圏で出店攻勢、用地取得加速、超高層物件も 画像 アパホテル、大都市圏で出店攻勢、用地取得加速、超高層物件も

インバウンド・地域活性

 アパグループは、大都市圏を中心にホテルの新規出店で攻勢をかける。10月以降、東京、名古屋、大阪でホテルの開発用地5物件(公表ベース)を取得した。大半が延べ床面積数千平方メートルの開発規模を想定しているが、大阪市中央区南本町4丁目の土地(1222平方メートル)では同グループで市内最大級の高層タワーホテル(約860室)を整備する計画。首都圏でも横浜市内で計画中の国内最大客室数2400室の超高層ホテルなど、数万平方メートル規模の大型物件が順次着工する予定だ。
 アパグループでは直営物件のほか、フランチャイズ(FC)、パートナーホテルなど計350ホテル約5万7000室(建築・設計中を含む)を全国展開している。15年4月に発表した今後の重点戦略の中で、高品質・高機能・環境対応型の「新都市型ホテル」のコンセプトをさらに深化させながら、ホテル客室数10万室(提携ホテル含む)の整備を目標に掲げた。
 東京都内では9月以降、アパホテルブランドで新富町駅北(中央区、98室)、浅草・田原町駅前(台東区、464室)、飯田橋駅前(千代田区、163室)が相次いで着工した。延べ数千平方メートル規模の中低層ホテルで、3物件とも在来線や地下鉄の駅に近接し、交通利便性に優れる。
 16年3月には新宿区で西新宿五丁目駅前(約710室、延べ1・2万平方メートル)の建設に着手する予定。17年4月には、墨田区で都内最大級の超高層ホテル(約1065室、延べ約2・5万平方メートル)の着工を目指している。
 新規出店エリアも東京都心にとどまらず、地方中核都市にも広げてホテル開発に積極的に取り組む。
 東京近郊では横浜市内に1棟として国内最大の客室数2400室の超高層ホテル(延べ約6・5万平方メートル)を建設する。現在、環境影響評価手続きを進めており、17年中の着工、20年東京五輪前の19年供用開始を目指す。
 千葉市の幕張新都心地区でも「アパホテル&リゾート東京ベイ幕張」の増築棟(500室、延べ約1・2万平方メートル)を建設中。16年10月の開業を予定している。
 開発用地を取得した各地区では、施設計画の検討や設計作業を進め、工事に順次着手する。9月以降に取得した5地区で新設するホテルの規模は▽東京都千代田区飯田橋3丁目=12階建て延べ約1600平方メートル、98室▽京都市下京区木津屋橋通新町西入東塩小路町=8階建て延べ約1600平方メートル、105室▽大阪市中央区南本町4丁目=860室程度▽名古屋市中区丸の内3丁目=15階建て延べ約5800平方メートル、344室▽大阪市中央区瓦町2丁目=13階建て延べ約2400平方メートル、160室。

アパグループ/大都市圏でホテル出店攻勢/用地取得加速、超高層物件も順次事業化

《日刊建設工業新聞》

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