バター不足、今冬は解消…生乳増産が回復後押し 画像 バター不足、今冬は解消…生乳増産が回復後押し

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 バターの最需要期である12月に小売り段階で不足感が解消に向かうことが分かった。農畜産業振興機構によると、バターの民間在庫は11月末時点で前年同月に比べ4割近く多い水準。最需要期に合わせ、乳業メーカーが増産することもあり、農水省は「不足感はない」(牛乳乳製品課)とみる。生乳生産量の回復が増産を後押しした。
 機構は12月のバターの生産量を前年同月比4%増の6000トン、出回り量(消費量)は1%増の8100トンと予測する。単月では需要が供給を上回るが、11月末の民間在庫が36%増の2万600トンとみられ、在庫の活用で対応できる見通しだ。

 在庫増加を受け、スーパーの売り場も落ち着いてきた。イオンは需要が高まるクリスマスにかけても在庫は確保できているため、「1人1点限り」といった販売制限をかける予定はないという。

 国産バター生産量は今年「生乳生産の回復が追い風になった」(雪印メグミルク)ことで、5月から前年を上回る水準で推移。10月は前年同月比1割増だった。機構が追加輸入したバターの放出が進んだことも、逼迫(ひっぱく)感の緩和につながった。

 酪農団体や乳業メーカーなどでつくるJミルクの前田浩史専務は、安定供給を続けるためにも「酪農家の頑張りが重要となる。産地を支援する生産基盤の強化が必要だ」と強調する。

バター 今冬は不足感解消 生乳増産が回復後押し

《日本農業新聞「e農net」》

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