宮城県石巻市に残る昭和初期の百貨店・旧観慶丸商店、保存工事へ 画像 宮城県石巻市に残る昭和初期の百貨店・旧観慶丸商店、保存工事へ

インバウンド・地域活性

 宮城県石巻市は、同市で最初の百貨店として1930(昭和5)年に開業した「旧観慶丸商店」=写真=の保存・活用を図るため、本年度内に工事を発注する。木造建築にもかからわず店舗の外壁を全面タイル張りにしており、全国的にも貴重な建物という。
 昭和初期の同市のにぎわいを象徴する施設として歴史的価値が高いとの判断から、今年10月に同市指定有形文化財に指定した。東日本大震災で一部破損したため、耐震補強や災害復旧工事を行った上で、歴史・文化展示施設として利用する。開館は16年度末を予定。実施設計は文化財保存計画協会が担当している。
 旧観慶丸商店の所在地は中央3の33の5ほか。店舗併用住宅で、規模は延べ310平方メートル。店舗部が木造3階建て、居住部が同2階建てとなっている。改修工事で店舗部1階に企画展示スペースなどを、店舗部2階に市の歴史文化などを紹介する常設展示スペースを設ける。店舗部3階と居宅部は、普段は非公開とする予定。
 市中心部に位置しており、これから建設を予定している複合文化施設のサテライト展示施設として位置付ける。中心市街地活性化基本計画にも盛り込む。
 事業費は、実施設計費が500万円、耐震・構造補強・災害復旧工事費が約1億6500万円を見込んでいる。維持管理費は年間1100万円を想定している。事業実施に当たっては復興交付金を活用する。

宮城県石巻市/昭和初期の百貨店「旧観慶丸商店」保存へ/15年度内に工事発注

《日刊建設工業新聞》

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