ソフトウェアに次ぐ成長分野は? アジアのテック企業成長調査 画像 ソフトウェアに次ぐ成長分野は? アジアのテック企業成長調査

海外進出

 世界四大会計事務所のひとつであるデロイト・トウシュ・トーマツが、第14回「デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast500」を発表した。テクノロジー分野を対象に、直近3期の売上高に基づいて、アジア太平洋エリアの企業の成長率をランキングにしている。

 1位となったのはモバイルゲームなどを手がける韓国のDevsistersで、成長率は8516%。韓国企業が2年連続で1位を獲得する結果となった。2位は中国のWuhan hi-target Digital Cloud Technologyで成長率7100%、3位はオーストラリアのProspaで成長率は6971%だった。なお、トップ500の平均成長率は415%。

 2年連続でトップ企業を輩出した韓国は、ランキングに50社がランクインし、前年を上回る結果を残した。また、ランクイン企業が大幅に増加したのが中国。2014年にも100社がランクインし最多受賞国となったが、今年はさらに入賞企業が増え、139社となっている。このほか、80社がランクインしたオーストラリアや、54社のニュージーランドも前年比で受賞数を増やしている。

 これに対して、大幅に入賞数を減らしたのがインド。2014年は90社がランクインしたが、今年は55社と数を落とした。台湾も90社から86社とやや減少している。

 日本からは成長率1104%で33位にランクインした、未上場のバンク・オブ・イノベーションを筆頭に34社がランクイン。全体としては前年から受賞企業数が減少する結果となっている。

 事業領域別で見ると、最多となったのは181社がランクインしたソフトウェア事業で、3年連続トップとなった。ランクイン数も増加しているソフトウェア事業に対して、2位のハードウェア事業は入賞数100社で、前年から30社減少。3年連続の減少で、年々数を減らしている。

 急成長を見せているのは、エネルギー消費や廃棄物を抑制する技術やサービスを扱うクリーンテック事業で、昨年の13社から48社と大きく数を増やした。中国政府が2030年までに温暖化ガス排出抑制を掲げており、再生可能エネルギーを含め、今後の成長が期待される分野といえる。ただし、太陽光や風力による発電は供給過剰により苦戦すると、デロイト中国のマネージングパートナーは予測している。

 このほか、バイオテクノロジーや医療関連を含むライフサイエンス事業も、昨年からランクイン企業を増やしており、成長分野のひとつといえるだろう。

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《こばやしあきら》

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