公共工事発注時期など平準化に向け、国交省と全都道府県が合意

インバウンド・地域活性

 国土交通省は、公共工事の発注・施工時期の平準化に向けた取り組みを進めることを全都道府県と申し合わせた。3日までに全国8ブロックで開かれた15年度下期ブロック監理課長等会議で合意した。国交省は直轄工事で本年度から平準化の取り組みを加速させている。申し合わせを機に、地方自治体でも今後、債務負担行為を活用した適切な工期設定や工事開始前の余裕期間の設定などの取り組みが進みそうだ。
 ブロック監理課長等会議は、都道府県などの建設業行政や入札契約制度担当者が集まる場。15年度下期の会議は11月初旬に始まり、3日の関東ブロックで終了。全都道府県との平準化の取り組みに関する申し合わせが完了した。
 国の機関と比べ、都道府県の工事発注では、年間を通じた施工量の波が大きいとされる。平準化を進めれば、年度後半に施工量が偏在している現状を改善できるため、人材や資機材を効率的に活用できるようになるほか、技術者や技能者が年間を通じて安定的に仕事を得られ、処遇改善にもつながる。
 申し合わせ文書では、年度をまたいだ工期を設定できる債務負担行為の積極的な活用や、年度初めからの予算執行の徹底を平準化の具体的な取り組みとして例示。さらに、都道府県よりも施工量の波が大きい市町村への助言・支援も盛り込んだ。
 申し合わせ事項は改正公共工事品質確保促進法(公共工事品確法)で発注者の責務として規定された内容。加えて今回の会議で国交省は、施工量のピークを押し下げる数値目標を設定することも提案していた。
 15年度上期の会議では「歩切りの早期根絶」について全都道府県と申し合わせた。その後、歩切り実施団体は劇的に減少している。

国交省/発注・施工時期の平準化、全都道府県と合意/債務負担活用や余裕期間設定

《日刊建設工業新聞》

編集部おすすめの記事

特集

インバウンド・地域活性 アクセスランキング

  1. 「完全個室」超豪華高速バス競争が勃発。各社の戦略は?

    「完全個室」超豪華高速バス競争が勃発。各社の戦略は?

  2. 1匹2000万円!? 新潟県で棚田育ちのニシキゴイ、海外富裕層の注目で輸出額倍増

    1匹2000万円!? 新潟県で棚田育ちのニシキゴイ、海外富裕層の注目で輸出額倍増

  3. 渋谷区の

    渋谷区の"世界一汚いトイレ"、なぜ日本トイレ大賞をとれた?

  4. 11室の動くホテル、夜行高速バスの車両価格「い、い、いちおく!?」

  5. セグウェイ超えられるか? 滋賀のベンチャーがハンドル操作の電動一輪バイクを市販へ

  6. 「爆買いツアー」終焉で貸切バス需要が急減。バス業界の今後は?

  7. JTB、ファーストクラスの乗り心地バスを導入。「寛ぎ」を追求

  8. レンタルバイク、外国人富裕層を捉えて急成長!

  9. 日本刀の製法で新素材も打ち抜く鍛造抜き型

  10. 京都市で歴史的建造物の曳家工事を公開、100年前のレンガ建物が元の位置に!

アクセスランキングをもっと見る

page top