【解決!社長の悩み相談センター】第24回:創業時、消費税は納めなくてもよい? 画像 【解決!社長の悩み相談センター】第24回:創業時、消費税は納めなくてもよい?

制度・ビジネスチャンス

今回の回答者:高橋昌也 税理士・AFP(フィナンシャルプランナー)

質問:
今度開業をしようと考えています。その中で「消費税については最初の2年間、納税をしなくても良い」という話を聞きました。これは本当のことなのでしょうか?

回答:
 消費税の納税義務については、色々なウワサ話が流れているようです。今回のご相談内容に関しては「部分的には合っているが、色々と不足している情報が多い」と言えます。簡単に内容を確認していきましょう。

■消費税の納税義務判定
 まず、大前提となるのは消費税を負担しているのは商品を購入したりサービスの提供を受ける消費者であるということです。

 事業者は消費者から預かった消費税について、適切な計算を行うことにより税務署へ納めなければなりません。しかし、消費税の納税額計算は色々と難しい手間があります。この計算方法については、次回の当コラムでご紹介しますが、その前に、まず、その事業者が消費税を納税するだけの規模で事業をしているのか? ということを判定することになっています。

 これが納税義務判定です。

■納税義務判定の大まかな仕組み
 判定は、税務の中ではかなり珍しい方法を使います。

・一定の過去(通常は2年前であることが多い)において、一年間に1,000万円の売上があったら今年(法人なら当事業年度)に納税義務が生じる

 ここでよくある勘違いは「今年の納税額を2年前の売上で計算する」というものです。納税義務判定は2年前の売上を使って行いますが、今年の納税額を計算するのに使うのは今年の売上等です。

 ここでご質問者さまのウワサ話につながります。2年前の売上を基にして今年の納税義務を判定する…であれば、もし2年前に売上がなかったらどうなるのでしょう?
《高橋昌也》

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