農水産・加工品生産の新潮流、オーナー制度で販路確保と地方創生 画像 農水産・加工品生産の新潮流、オーナー制度で販路確保と地方創生

インバウンド・地域活性

 エル・エス・ピーは1日、農産・水産・加工品の生産者と消費者をつなぐコミュニケーション型オーナー制度「OWNERS(オーナーズ)」を発表。オーナー登録を開始した。

 同制度は農産物や水産物、加工品の消費者をオーナーとして募集するもの。例えば、一般消費者が果物の木や野菜畑の区画のオーナーになることで、そこでの収穫物を得ることができる。

 大きな特徴は、生産者とオーナーがコミュニケーションを図れる点。オーナーは生産者と生産過程の情報を共有することで、生産者や産地とのつながりを強くできる。最終的に送られてくる生産品に対する思い入れも強くなり、喜びや美味しさをよりいっそう強く感じられる仕組みだ。

 オーナーは定員制で、登録期間にオーナーになることが可能。生産者とオーナーのコミュニケーションはオンラインプラットフォーム上で行なうため、生産地から離れた場所でも情報が共有できる。中には、現地での収穫の手伝いができる「体験」を含むプランもあり、生産品はギフトとして、生産地からの直接発送にも対応する。

 現在、オーナー登録を受け付けているのは、北海道むかわ町「ASUKAのチーズ工房」の熟成チーズ、青森県平川市「釈迦のりんご農園」のリンゴ、千葉県館山市「RYO‘S FARM」のパッションフルーツ、熊本県玉名市「新選組」のいちご、熊本県相良村「川上製茶」日本茶など。例えば、「釈迦のりんご農園」は、「葉とらずサンふじ」や「王林」の高品質リンゴと、規格外のりんごで作る「特製りんごジュース」が1年間で全4回にわたって届くプランとなる。

 生産者にとっては、収穫(完成)前に生産物の販路を確保できるため安定経営を目指せるほか、消費者と直接交流する機会を得られる。生産地にとっても“収穫体験”などを通じて地域の魅力を発信するチャンスが広がりそうだ。

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《加藤宏之/HANJO HANJO編集部》

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