国交省の点検結果、緊急・早期措置必要は橋梁16%、トンネル48% 画像 国交省の点検結果、緊急・早期措置必要は橋梁16%、トンネル48%

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 国土交通省は27日、14年7月から道路管理者に義務付けたすべての橋梁(約72万橋)とトンネル(約1万本)の定期点検結果をまとめた。これらの大半を管理する市区町村の橋梁(約48万橋)やトンネル(約2300本)については、14年度までに点検・健全性診断を終えた施設のうち、橋梁の16%、トンネルの48%が緊急または早期に更新や補修・修繕などの措置を必要とすることが分かった。16年度はこれらの施設の老朽化対策に優先的に財政支援を講じる方針だ。
 14年度の橋梁とトンネルの定期点検結果は、道路老朽化対策の1年間の成果をまとめた「メンテナンス年報」の中で報告した。先行して8月に作った暫定版は国交省と高速道路会社の進ちょくと成果にとどまったが、今回は初めて地方自治体の結果が明らかになった。
 14年度までに点検・健全性診断を終えた市区町村の橋梁は7%の3万2451橋、トンネルは12%の280本。うち橋梁の0・3%(101橋)が緊急措置、15%(5029橋)が早期の措置を必要とすることが分かった。トンネルについては3%(8本)が緊急措置、45%(126本)が早期の措置を必要とすることが判明。いずれも緊急措置を必要とする橋梁やトンネルは断面の修復や通行止めなどの対策を実施済みだ。
 市区町村(有効回答数1721団体)に道路の老朽化対策を加速するため国に求める支援策について調査を行ったところ、91%が「防災・安全交付金等による財政支援策の充実」を要望。次いで76%が「点検業務等の標準歩掛かり設定」、70%が「定期点検に係る地方債の適用」を挙げた。これらの結果を踏まえ、国交省はさらなる支援策の充実を検討する。
 一方、事故が起こると特に大きな被害が出るリスクの高い緊急輸送道路上に架かる跨(こ)道橋の点検状況について見ると、14年度までに点検を終えた2185橋のうち、14%の314橋が早期の措置を必要とすることが判明。緊急輸送道路を構成する橋梁については、点検を終えた1万7406橋のうち、14%の2477橋が早期の措置を必要とすることが分かった。

道路施設の定期点検結果/緊急・早期措置必要は橋梁16%、トンネル48%/国交省

《日刊建設工業新聞》

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