日タイ会談、南部経済回廊・タイ国内区間の鉄道整備で覚書署名 画像 日タイ会談、南部経済回廊・タイ国内区間の鉄道整備で覚書署名

海外進出

 石井啓一国土交通相とタイのアーコム運輸相が26日、東京・霞が関の国交省内で会談し、ベトナムからミャンマーまでを東西に結ぶ構想「南部経済回廊」のうち、タイ国内区間の沿線鉄道の整備に向けた覚書に署名した。貨物輸送力を向上させるため、日本の持つ整備・改良や運行に関するノウハウを提供する。
 対象はインド洋に近いタイ西部のカンチャナブリからバンコクを経由し、カンボジアとの国境に近いアランヤプラテートまでの区間と、タイ南部のレムチャバンへと伸びる区間で延長は約520キロ。既存路線があるが輸送力を強化するため、鉄道の複線化や改良を行う。カンチャナブリからミャンマーのダウェーに延ばす構想もある。
 日本側は、豊田通商とJR貨物の提案を受けて国際協力機構(JICA)が鉄道の整備・改良の具体的な調査を始めている。
 覚書ではタイ側はJICAの調査開始に歓迎の意を表明。タイ国鉄が在来線に日本の貨物鉄道ノウハウを活用した新たな貨物輸送事業を目指す。タイ国鉄職員への研修や鉄道分野の専門家派遣なども盛り込んだ。覚書は27日に首相官邸で取り交わす。
 日本、タイの両政府は5月に鉄道分野に関する包括的な協力覚書に調印。今回の南部経済回廊に加え、バンコクと北部のチェンマイを結ぶ高速鉄道計画についても事業性調査や事業スキームを両政府で協議するとしていた。

国交省、タイ運輸省/南部経済回廊・タイ国内区間の鉄道整備で覚書署名

《日刊建設工業新聞》

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