成田空港四者協議会、第3滑走路新設検討、整備費は1000億規模 画像 成田空港四者協議会、第3滑走路新設検討、整備費は1000億規模

インバウンド・地域活性

 成田空港の周辺9市町村と国土交通省、千葉県、成田国際空港会社で構成する「成田空港に関する四者協議会」は、成田空港の機能強化について、B滑走路(延長2500メートル)を北側に延長し、その南東側に第3滑走路(C滑走路)を整備する案を軸に検討を進める。27日の第2回の会合で、南東案の優位性が高いとする調査結果を成田空港会社が提示した。この結果をたたき台に、同協議会で具体化に向けた議論を進める。
 成田空港会社は、14年7月に国土交通省専門家委員会が示したB滑走路(3500メートルに延長)と建設地や滑走路の延長が異なるC滑走路の新設案3案について、その効果やコストを調査した。3案は、C滑走路をB滑走路の▽東側(延長2700メートル、滑走路間隔400メートル以上)▽東南東側(同、同760メートル以上)▽南東側(延長3500メートル、同300メートル以上)-に設置するとしていた。
 これらを比較した結果、東案は1時間当たりの発着回数が80回、年間の発着容量が38万回であるのに対し、東南東案と南東案はいずれも、発着回数が1時間当たり98回、発着容量が年間50万回と大きな拡大効果が見込まれた。
 さらにこの2案でB滑走路を南、北側にそれぞれ延伸した場合の運用効率性を比較。その結果、南東案でB滑走路を北側に延伸した場合が地上走行距離が最も短くて済むとされた。短縮されることによる利用者の経済損失も現行配置の場合(年間520億円)から175億円の削減効果があると試算。整備費は1000億~1200億円程度を見込む。
 成田空港会社は、夏目誠社長が本部長を務め、副社長以下の全役員が所属する「成田国際空港のさらなる機能強化推進本部」を社内に発足させ、機能強化の具体化に向けた調査を行っている。

成田空港四者協議会/南東側に第3滑走路新設検討/整備費は1000億~1200億円

《日刊建設工業新聞》

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