CIM導入指針、橋梁・トンネルの素案は今年度内にも作成 画像 CIM導入指針、橋梁・トンネルの素案は今年度内にも作成

インバウンド・地域活性

 国土交通省が16年度策定を目指す「CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)導入ガイドライン」の骨格が見えてきた。河川、ダム、橋梁、トンネルの4分野を対象に、測量、地質・土質、設計業務、施工、維持管理ごとにモデルの仕様やCIMの活用方法を明記する。段階ごとに3次元モデルの詳細度(LOD)も示す。4分野のうち、橋梁とトンネルはガイドライン骨子が近くまとまり、素案を本年度末か来年度当初に作成する。
 ガイドラインなどの検討状況は、同省と有識者、業界団体で組織し、24日に開いた「CIM制度検討会」で示した。CIMの先導的な導入に向けた重点検討項目として▽CIMの円滑な導入を図るガイドライン策定▽数量算出や施工管理、監督検査、納品の要領・基準の整理・改定▽効果的な発注方式▽工事契約図書での対応(電子データによる契約検討)-を挙げた。このうち、ガイドラインは全体の構成案を提示。共通項目と分野ごとの項目に分け、モデルの作成方法やLOD、納品方法などを記載するとした。
 ガイドラインの策定に成果を反映する国交省直轄事業での試行は、15年度で業務20件、工事37件に達する見通し。累計件数は業務で60件、工事では86件まで増えた。
 検討会で国交省は、発注者による監督検査でのCIM活用を、試行工事で検討していると報告。15年度末からはトンネル工事の出来形管理に3次元スキャナーを活用する検討も始める。一定間隔で行っている現行の測定に対し、トンネル全面の出来形が把握できるようになるほか、検査作業も効率化が可能と国交省は見込んでいる。
 工事契約図書に3次元モデルを加える検討も進める。現在、契約図書は書面だが、PDF形式による3次元モデルの提供を試行事業で行い、効果や課題を検証する。効率的な発注方式については米国や欧州の先行事例が報告された。

国交省/CIM導入指針、15年度内にも橋梁・トンネルの素案作成

《日刊建設工業新聞》

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