神戸市、「中部処理場」の跡地を活用する事業者公募

インバウンド・地域活性

 神戸市建設局は、11年4月に停止した下水処理施設「中部処理場」(兵庫区、約2・2ヘクタール)の跡地を活用する事業者を公募する。民間のノウハウを活用し、地域の活性化を図るのが目的。敷地を北側と南側に分け、それぞれ「人が集う空間」と「緑の空間・多目的空間」を基本コンセプトに施設整備を進める。27日~12月4日に応募登録申込書、16年1月27~29日に提案書を受け付け、同3月下旬に契約候補者を決める。20年間の定期借地契約を締結する。
 同処理場(日量7万7900立方メートル)は、1958年に供用を始め、中央区と兵庫区の一部から排出される汚水を処理してきたが、阪神・淡路大震災後に整備した「下水処理場ネットワーク」が完成したのに伴い処理機能を停止。上屋を含めた地上構造物は撤去し、エアレーションタンクを利用して雨水貯留施設を整備した。最終沈砂池などの地下構造物は残っている。
 貸付面積は北側が1万0421平方メートル、南側が1万1331平方メートル。準工業地域で建ぺい率が60%、容積率200%。両側または北側、南側それぞれの土地を自らで事業を企画し、責任をもって建設・管理運営する事業者を募る。
 事業名は「中部処理場跡地利用提案競技」。参加条件は、集客施設などを企画し、建設・管理・運営を行う十分な資力・経験・技術力を有する単体企業またはグループ。土地は20年間貸し付け、保証金は賃料の12カ月分。16年8月に土地を引き渡す。
 北側用地はにぎわいづくりと集客につながる施設を整備し、近隣住民が利用できる集会スペースも設ける。南側用地は子どもから高齢者まで地域の幅広い世代の人がスポーツやレクリエーションを楽しめ、地域の防災拠点に活用できる施設を整備する。防災拠点については、芝生やフェンス、雨水排水施設などの整備に補助が受けられる。上限は1億3250万円。両用地とも緩衝緑地を設置する。
 審査会で提案内容と提案賃借料を審査し、各用地の優先交渉権者を決める。各用地は別々の項目で評価する。12月2日に同跡地で説明会を開く。

神戸市/中部処理場跡地活用(兵庫区)/事業者公募、11月27日から登録受付

《日刊建設工業新聞》

編集部おすすめの記事

特集

インバウンド・地域活性 アクセスランキング

  1. リニア新幹線の「神奈川県駅」(仮称)、地下3層構造

    リニア新幹線の「神奈川県駅」(仮称)、地下3層構造

  2. 福岡・ホークスタウンモール跡地の開発計画、メインは「MARK IS(マークイズ)」

    福岡・ホークスタウンモール跡地の開発計画、メインは「MARK IS(マークイズ)」

  3. 名古屋城天守閣、木造復元できるのは世界でこの城だけ!

    名古屋城天守閣、木造復元できるのは世界でこの城だけ!

  4. 那覇空港ビルディングで際内連結ターミナルビルが起工、18年12月完成へ

  5. 【地元から日本を盛り上げるキーパーソン】小さな港町に数万人を集める「大洗ガルパンプロジェクト」(1)

  6. 神戸港の将来構想発表、国際競争力強化へクルーズ船への対応も

  7. 五輪後の建設市場は「減少」か「横ばい」…アナリストに聞く

  8. JR西広島駅南口再開発、大きく変貌する西の玄関口

  9. 羽田空港跡地開発、2020年の新しい街づくりへ

  10. 栃木県で総合スポーツゾーン新スタジアム、天然芝のサッカー場も

アクセスランキングをもっと見る

page top