佐藤渡辺・上河社長「保有技術を組み合わせ、差別化技術に」 画像 佐藤渡辺・上河社長「保有技術を組み合わせ、差別化技術に」

マネジメント

 佐藤渡辺の上河忍社長は、20日に開いた業務改善発表会後に日刊建設工業新聞の取材に応じ、今後の技術開発の方向性を明らかにした。新設から維持更新への需要の変化を見据え、「保有技術の延長線上に新たな技術がある。技術を組み合わせ、差別化技術へと磨き上げる」と表明。2023年に迎える創業100周年に向けたビジョンでも技術開発を重点事項に位置付け、「省力化や品質管理などニーズに応える技術の開発を積極的に取り組む」と述べた。
 上河社長はインフラの維持更新需要が伸びるとの認識を示した上で、「片側交互通行でコンクリート舗装を補修する技術など、これまでできなかった技術を実用化してきた。技術の会社として『できない』とは言えない。市場をしっかりと捉え、差別化技術を開発していく」と強調。保有する舗装技術の組み合わせだけでなく、ICT(情報通信技術)やIoT(モノのインターネット)など最先端技術も積極的に取り入れていく方針を示した。
 業務改善発表会については、「13の発表のうち3人の女性が参加した。発表の内容はもちろん、プレゼンテーションの力も高く、3人とも優良賞を受賞した。女性社員の活躍、成長がうれしい」と総評。男女問わずすべての社員が技術開発や業務改善に活発に取り組んでいることに手応えを示した。
 社長賞を贈った営業本部の「ウオータージェット工法におけるノズルの改善」については、「本来は職人の領域の技術だ。自動装置を組み合わせて精度を高めるとともに、品質管理や省力化にもつながる。まさに差別化技術だ」と強調した。
 8年後の創業100年に向けたビジョンは、2020年東京五輪や震災復興の後を見据えて策定した。技術開発を着実に推進するとともに、中長期的に設備投資も実施する。機械センター(千葉県八千代市)の建屋建て替えや試験ヤードの見直しなどのほか、「プラントや営業所なども優先順位を付けて順次更新していく」との考えを示した。

佐藤渡辺/保有・先端技術組み合わせ差別化/創業100年向け設備投資も

《日刊建設工業新聞》

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