英語POPが外国人買い物客に好評、JAおきなわ直売所 画像 英語POPが外国人買い物客に好評、JAおきなわ直売所

インバウンド・地域活性

 沖縄県沖縄市にあるJAおきなわのファーマーズマーケット「ちゃんぷるー市場」では、英語で書かれた手作りPOP(店内広告)が外国人買い物客に好評だ。米軍基地が周辺にあり、外国人が利用者全体の5%を占めることから、見た目で違いが分かりにくいチンゲンサイやサラダナなど葉物野菜の紹介に役立てている。POPが外国人の心をつかみ、新たなファンの掘り起こしを狙う。専門家によると、こうした取り組みは珍しいという。

 「Bok choy(チンゲンサイ)」「Boston lettuce(サラダナ)」「Spinach(ホウレンソウ)」--。店内に並ぶ葉物類には、カタカナとともに英語のPOPを配置、洋食向けにローズマリーなどのハーブ詰め合わせコーナーもある。同店舗が、英語のPOPに本腰を入れ始めたのは1年半前から。日本特有の野菜に外国人から問い合わせが相次いだことがきっかけで、店長の国吉真也さん(42)が考案した。

 利用者は平日1日2000人、週末は2500人以上。休日は外国人の親子連れが100組以上来店し、常連客もいる。

 籠いっぱいに野菜を買い込んだプエルトリコ出身のアリシアさん(43)は「自分の国ではあまり見たことのない野菜もあるが、英語で表記されているから分かりやすく、大助かり」と喜ぶ。

 国吉さんは「新鮮な野菜を求める母親の気持ちは万国共通。外国人利用客が店内にどんな野菜があるのか、一目で分かるように今後は一覧表のようなものを作りたい」と構想は膨らむ。

 ファーマーズマーケットの経営を指南するFM総研(東京都文京区)の山本雅之代表によると、英語POPの取り組みは「他に見たことがなく素晴らしい」と評価。その上で「訪日する外国人旅行者が年々増える中、免税コーナーを設ける直売所もあり、いまや人気のスポット。英語のPOPは、英語を母国語としないアジア系の買い物客の助けにもなる。今後さらに需要が増えるだろう」と見通す。(木原涼子)

外国人向けに工夫 英語POP好評 買い物OKヨ JAおきなわ直売所

《日本農業新聞「e農net」》

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