群馬県・八ツ場ダム本体工事、基礎掘削の半分完了 画像 群馬県・八ツ場ダム本体工事、基礎掘削の半分完了

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 国土交通省関東地方整備局は19日、群馬県長野原町の利根川水系吾妻川で進めている八ツ場ダムの本体工事で、堤体コンクリートの打設に向けた基礎地盤(60万立方メートル)の掘削が5割の進ちょくに達したことを確認した。14年8月にダム本体工事の施工者が清水建設・鉄建・IHIインフラシステムJVに決定してから約1年3カ月。発破作業などを繰り返し、ダムの堤高116メートルのうち約70メートルの深さまで地盤を掘り下げた。掘削は16年5月末に完了する見通しだ。
 ダムサイトでは、山の斜面の硬い岩盤を発破で砕いた後、バックホウなどで周辺を掘削する作業が1月に始まった。1回の発破で使う火薬の量は25~300キログラム程度。4月からは日曜を除きほぼ毎日、発破作業が行われてきた。
 堤体の安定を支える基礎地盤の造成は、出来栄えに高度な正確性が求められる重要な工程。関東整備局八ツ場ダム工事事務所の担当者は「工夫の一つとして、施工者はバックホウのバケットにコンピューター制御の機能を備え付け、掘削の精度を確保している」と話す。掘削を終えた斜面では、コンクリートを打設するまでの風化を抑える作業が進んでいる。
 掘削で出た土や石は、上流側の水没予定地まで運搬し、ダム湖の造成に活用する計画という。
 発破の様子は、ダムサイト付近に設けられた無料の展望台から誰でも眺めることができる。19日は約25キログラムの火薬で岩盤を砕いた。発破の開始前には、事故が起きないよう作業員の退避を徹底。予告のサイレンを何度か鳴らして住民にも注意を促している。
 ダム本体工事は、16年6月から堤体コンクリートの打設作業に入る。

八ツ場ダム(群馬県長野原町)本体工事/基礎掘削の半分完了/コンクリ打設へ準備着々

《日刊建設工業新聞》

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