【新価値創造展2015】初の歩行訓練補助に対応、医療介護支援ロボット「Lucia」 画像 【新価値創造展2015】初の歩行訓練補助に対応、医療介護支援ロボット「Lucia」

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 国立大学法人豊橋技術科学大学は18日、東京ビッグサイトで開催中の共創マッチングイベント「新価値創造展2015」に出展。医療介護支援ロボット「Lucia」についての展示を行った。

 豊橋技術科学大学では医療分野に向けたロボットの開発を続けており、2013年には回診支援ロボットTerapioを開発。Luciaはこの後継モデルに当たるもので、自律学習機能、映像音響機能、対人センシング機能などが追加された。これによって、移動型ロボットとしては初の歩行訓練の支援を実現している。

 従来の回診支援ロボットでは主に医者の位置を把握し、それに追従することで診察器具の運搬や電子カルテ端末としての役割を果たしている。一方、Luciaの歩行訓練支援では、患者を先導するようにロボットが移動。内蔵プロジェクターが足を出すべき床面に映像を投影し、踏み出すタイミングを音で知らせるという。

 これは、パーキンソン病の患者に光や音の刺激を与えることで、足のすくみが軽減される現象を利用したもの。赤外線センサーによって患者全身の動きを把握し、最適な場所やタイミングを指示。さらに、実証実験では着地の認知を助けるために、足に小さな振動子をつけてフィードバックを行うという。

 その他、Terapioに搭載されていた機能は一通り継承されており、収納スペースに吸引装置や除細動装置などを搭載しておき、緊急時に呼び出すような使い方も可能。牽引用の台車も用意されており、これで人を1人ぐらい運ぶパワーがあるという。

 実証実験は12月に神奈川県の介護施設で、16年初頭に愛知県の病院でそれぞれ実施される予定。すでに特許の申請などが終わっているため、その結果次第で病院への試験的な設置も進めていくという。
《丸田鉄平/HANJO HANJO編集部》

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