YKKAPの堀秀充社長、樹脂窓生産ラインの増設検討 画像 YKKAPの堀秀充社長、樹脂窓生産ラインの増設検討

マネジメント

 YKKAPの堀秀充社長は17日、東京都千代田区の本社で記者会見し、15年度下期(15年10月~16年3月)の事業計画を発表した。樹脂窓の販売の伸長を背景に、15年度の窓生産量を前年度比50%増と予測。16年度以降、生産ラインを増設する検討に入ったことを明らかにした。今後ビル事業が伸びるとの見方も示し、「商業施設やマンションなどビルの割合が高まっていくだろう。海外ではビルに樹脂が使われている。ビル建材の技術開発に力を注いでいく」との方針を示した。
 同社の15年4~9月期連結決算は、売上高1983億円(前年同期比3%増)、営業利益107億円(15%減)の増収・営業減益。断熱性能の高い樹脂窓の開発・販売強化や提案営業の推進により売り上げを伸ばしたものの、アルミ地金など原材料価格の上昇が響いた。
 住宅事業の販売実績は、アルミサッシが前年同期並みだったのに対し、樹脂窓が前年同期比48%増と大きく伸びた。これを受け、9月に窓を製造する3工場(東北、埼玉、六甲)すべてで人員を増強するとともに、3交代制のフル生産体制を構築した。生産ラインの増設も検討中で、堀社長は「12月には16年度の基本方針をまとめる。それまでに判断したい」とした。
 16年3月期は、売上高4273億円(6%増)、営業利益267億円(7%増)と予想。アルミ地金価格が下落し、「通期ではアルミ地金価格の影響が(収益に対し)プラスに出てくるだろう」としている。
 今後はリフォーム分野が堅調に推移すると見て、通期のリフォーム売上高で住宅が前年比13%増、ビルが9%増と設定。海外は中国をはじめアジア市場が減速するものの、米国は堅調に推移するとみている。
 同社の国内売上高は現在、住宅が2000億円強、ビルが1000億円弱となっている。今後、ビル需要の伸びも期待できることから、堀社長は「ビルの割合が高まり、ビルが主役になっていくだろう。(ビル建材の)技術開発に一層力を注いでいきたい」との考えを示した。

YKKAP・堀秀充社長/樹脂窓生産ライン増設検討/ビル建材技術開発に力

《日刊建設工業新聞》

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