東京ガス、北関東区域のインフラを増強 画像 東京ガス、北関東区域のインフラを増強

インバウンド・地域活性

 ◇茨城幹線は15年度内にルート決定
 東京ガスは、北関東エリアの天然ガス関連のインフラ設備を増強する。15年度中の稼働開始に向け、茨城県日立市で整備中の「日立LNG(液化天然ガス)基地」では、1号LNGタンクに続いて2号タンクの建設に向けた調査・検討に本格着手した。18年度の着工、20年度中の完成を目指す。日立~鹿島を結ぶ高圧ガスパイプライン「茨城幹線」のルート選定については、海側と陸側の2ケースを比較しながら調査・検討を進めており、年度内に整備ルートを決定する見通しだ。
 日立LNG基地の建設地は茨城港日立港区内(敷地面積10・4ヘクタール)。基地には、1号LNGタンク(貯蔵容量23万キロリットル)のほか、外航LNG船の受け入れ設備となる大型桟橋やLPG(液化石油ガス)タンク(同5万キロリットル)1基、LNG気化設備3基、LNGローリー出荷施設6レーンなどを整備する。施工は東京ガスエンジニアリングソリューションズ、川崎重工業、清水建設らが担当している。今月、試運転に着手し、16年3月に営業運転を開始する予定。
 基地と栃木県真岡市の既存パイプラインを接続する「茨城~栃木幹線」(施工=日鉄住金パイプライン&エンジニアリング、JFEエンジニアリング)も同3月に開通する。基地と同幹線の建設を含めた総投資額は約1200億円を見込む。
 日立LNG基地では2号LNGタンクの建設に向け、9月に地盤調査を実施。調査は基礎地盤コンサルタンツが担当した。2号タンクの規模は1号タンクと同程度を想定しているが、詳細は今後詰める。施工会社は未定。
 1号タンクは地上式では世界最大規模の貯蔵能力を有する。貯槽内径は約86メートル、貯槽高さ約59メートル。同タンク1基で一般家庭約34万世帯分の年間使用量に相当する都市ガスを供給できる。
 茨城幹線の建設は鹿島地区での天然ガス需要への対応と、高圧ガスパイプラインのループ化で供給基盤の安定化を図ることが目的。今夏までに陸上ルート(延長約100キロ)、海上ルート(同非公表)の各種調査を実施済み。調査結果を踏まえ、15年度中のルート決定に向けて検討作業を進めている。着工時期は未定だが、20年度までの完成を目指している。

東京ガス/北関東区域のインフラ増強/2号LNGタンク、18年度着工

《日刊建設工業新聞》

編集部おすすめの記事

特集

インバウンド・地域活性 アクセスランキング

  1. 虎ノ門・麻布台地区再開発、高さ330m複合ビルなど総延べ82万平米計画

    虎ノ門・麻布台地区再開発、高さ330m複合ビルなど総延べ82万平米計画

  2. 富裕層インバウンドの法則その4

    富裕層インバウンドの法則その4

  3. 茨木駅西口の再開発、駅前ビル再生で方針決定

    茨木駅西口の再開発、駅前ビル再生で方針決定

  4. “派手好き”インバウンド、演出の工夫を探る!

  5. 渋谷区の"世界一汚いトイレ"、なぜ日本トイレ大賞をとれた?

  6. 東京都・豊海地区再開発。189メートルのタワーマンション2棟建設

  7. 五輪後の建設市場は「減少」か「横ばい」…アナリストに聞く

  8. セグウェイ超えられるか? 滋賀のベンチャーがハンドル操作の電動一輪バイクを市販へ

  9. 狙え、インバウンド需要…ホテル業界の事業戦略を追う

  10. 日本刀の製法で新素材も打ち抜く鍛造抜き型

アクセスランキングをもっと見る

page top