動力のない車輪の可能性……多摩美・BASF

インバウンド・地域活性

会場風景
  • 会場風景
  • 会場風景
  • 「Molded Bicycle」(提案:木下瑛彦)
  • 「BRANCH」(提案:小島弘貴)
  • 「ACTUS」(提案:呉洋介)
  • 「LIDEON」(提案:佐々木敦)
  • 「SPHERES」(提案:桝田大景)
  • 「Cord Cycle Board」(提案:Jeon JunMok)
多摩美術大学は11月13~15日、代官山T-SITE(東京・渋谷区)で、プロダクトデザイン専攻生の作品展を開催。展示会のテーマは『Do』で、BASFジャパンとの産学協同プロジェクトによるトランスポーテーション提案も紹介された。

この産学協同プロジェクトのテーマは「Gyro-centric Design」。「車輪のついたプロダクトで、動力を持たないもの」を構想するというもので、その目的はBASFが持つさまざまな樹脂素材の可能性を追求すること。

展示された作品はいずれも2年生によるもので、自転車、幼児用ペダルカー、遊具そしてショッピングカートが各2点ずつの合計8点。複数の樹脂素材それぞれの特性を理解した上で、どの部分にどの素材を用いるかということも勘案されている。

指導にあたった田中秀樹教授は「最新の素材技術や応用例、成形技術などに触れたことで、樹脂に対するイメージが一新した」と語る。学生たちが新世代の素材を新世代の感覚で解釈したことを評価した。

またBASFジャパンのスタッフは、学生たちが素材の特性をよく理解してくれたこと、そしてその特徴を魅力的に表現してくれたことに、大きな喜びを感じたとのこと。

このほか、会場にはさまざまな演習作品が並べられた。なお展示作品だけでなく、展示会の企画立案や会場レイアウトをはじめ設営、運営といったすべてが学生たちの手でおこなわれている。

またBASFによる総樹脂製のコンセプト自転車『Concept 1865』も展示に「ゲスト参加」。同社創立年の名を冠し、その当時の最先端プロダクトを現代の先端技術で再構築したデザインは、学生たちの大きな注目を集めていた。

樹脂で作る「車輪付きプロダクト」の可能性を探る…多摩美とBASFの産学協同プロジェクト

《古庄 速人》

編集部おすすめの記事

特集

インバウンド・地域活性 アクセスランキング

  1. 五輪後の建設市場は「減少」か「横ばい」…アナリストに聞く

    五輪後の建設市場は「減少」か「横ばい」…アナリストに聞く

  2. 岐阜県中津川市/リニア車両基地周辺、官民連携で新たなまちづくり

    岐阜県中津川市/リニア車両基地周辺、官民連携で新たなまちづくり

  3. 神奈川大学「みなとみらいキャンパス」、街と大学がつながる都市型を構想

    神奈川大学「みなとみらいキャンパス」、街と大学がつながる都市型を構想

  4. ~地方発ヒット商品の裏側~岐阜の油問屋と和菓子職人が手がけた「大地のかりんとう」

  5. 成田空港、周辺自治体が第3滑走路新設に理解

  6. ■ニュース深掘り!■東京再開発に見る中小のビジネス機運

  7. 都営青山北町アパート跡地開発、90メートルの高層ビルを含む複合施設へ

  8. 東京女子医大の足立区移転、高度医療提供できる施設へ

  9. 福岡・ホークスタウンモール跡地の開発計画、メインは「MARK IS(マークイズ)」

  10. 春日部市中央一丁目地区再開発、総事業費として500億円

アクセスランキングをもっと見る

page top