静岡理工科大学、防災技術者育成の建築学科新設、17年4月設置へ 画像 静岡理工科大学、防災技術者育成の建築学科新設、17年4月設置へ

人材

 静岡理工科大学(静岡県袋井市)は、静岡県では初めてとなる建築学科(仮称)を理工学部に設置する計画を発表した。地震や津波などの災害から地域を守る技術者を「地域で受け入れ、地域で育成する」ことが狙い。入学定員は50人でスタート、全学年で200人を受け入れる。新校舎は16年2月に着工、17年2月の完成予定。同4月の設置を目指す。
 県内の大学では、芸術分野のデザイン系から建築設計を学ぶ学科はあるが、工学分野で建築構造や建築環境・設備、建築設計を総合的に学ぶ建築学科がない。このため、建築分野を志す県内の学生は県外の大学に進学せざるを得なかった。
 南海トラフ巨大地震など地震や津波に対する防災・減災対策が喫緊の課題であり、地域で活躍する人材の育成は重要。県内の建設分野でも人材ニーズは大きい。建築学科を新設することで、自治体や地元建設系企業などとも連携し、地域に貢献する人材を育成する。
 新校舎の規模はS造4階建て延べ3089平方メートル。建築構造実験室・建築環境実験室はS造平屋393平方メートル。
 建物は▽骨組み自体が見える鉄骨ラーメン構造▽鉄+木のハイブリッド・アッセンブル工法▽使用材料そのものが「目で見て、触れる」ことが可能-など、校舎そのものが教材となるように工夫。直天井により天井材落下の危険を回避するなど災害に強い建物とした。
 1階はイベント空間としても活用する考えで、地域に開かれ地域に貢献する人材育成を目指す。設計は古谷誠章+NASCA(ナスカ1級建築士事務所)が担当。

静岡理工科大学/防災技術者育成へ建築学科新設/定員50人、17年4月設置めざす

《日刊建設工業新聞》

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