仙台・南蒲生浄化センター災害復旧大詰め、日本下水道事業団 画像 仙台・南蒲生浄化センター災害復旧大詰め、日本下水道事業団

インバウンド・地域活性

 日本下水道事業団(JS)が仙台市で進めている「南蒲生浄化センター災害復旧工事」が大詰めを迎えている。新水処理施設(2系列、処理能力1日当たり40万立方メートル)の建屋が完成し、2日に半系列の運転を開始した。今後は残り半系列(処理能力1日当たり20万立方メートル)の年度末の完成に向けて設備工事を進め、16年4月の全系列の供用開始を目指す。盛り土や外周道路などの整備事業を同9月に完了する。事業費は570億~580億円を見込む。
 センターの所在地は宮城野区蒲生八郎兵エ谷地第二。市の約7割の汚水処理を担う基幹施設だったが、東日本大震災の大津波で壊滅的な被害を受け、処理機能を喪失。震災後は、既設の沈砂池や前ばっ気層、最初沈殿池を活用し、中級処理を行ってきた。
 災害復旧工事では、既存の反応タンクや最終沈殿池を撤去した跡地(6ヘクタール)に水処理施設を新築する。建物は▽主流入ゲート棟(RC造地下1階地上2階建て延べ429平方メートル)▽沈砂池棟(同地下2階地上2階塔屋1階建て延べ3515平方メートル)▽ポンプ・送風機棟(同地下3階地上2階塔屋1階建て延べ5889平方メートル)▽最初沈殿池棟(同地下1階地上1階建て延べ8626平方メートル)▽最終沈殿池電気施設棟、最終沈殿池、塩素注入室(同平屋1194平方メートル)で構成。太陽光発電設備(発電容量600キロワット)や高低差を利用した小水力発電設備(同100キロワット)も備える。
 最初、最終沈殿池を2層構造とするなど、施設を多層化したことで、すべての棟の高さを東日本大震災時に同施設で記録した津波の高さ(天端高プラス10・4メートル)以上とした。

JS/南蒲生浄化センター災害復旧(仙台市)大詰め/新水処理施設半系列が運転開始

《日刊建設工業新聞》

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