道路舗装大手8社の15年4~9月期決算、4社増収、7社増益 画像 道路舗装大手8社の15年4~9月期決算、4社増収、7社増益

制度・ビジネスチャンス

 道路舗装大手8社の15年4~9月期決算は、4社が増収、7社が営業増益となった。アスファルト合材の原材料価格低下で製造コストが下がり、採算を重視した受注活動も奏功。利益率が改善した。単体受注高は、東亜道路工業と大成ロテックが前年同期並みを確保したものの、低調な合材需要が響き6社がマイナスとなった。16年3月期は、NIPPO、鹿島道路、世紀東急工業の3社が業績予想を上方修正。5社が営業増益を予想している。
 民間設備投資に持ち直しの動きが見られるものの、公共投資が低調に推移し、アスファルト合材の需要は伸び悩んでいる。日本アスファルト合材協会がまとめた会員会社の15年度上期(4~9月)の合材製造量は、前年同期比6・8%減の1722万トンと、上期としては1985年度の統計開始以降で最低となった。この影響を受け、全社が製品・販売部門の受注高を減らした。
 原油価格の下落を受け、原材料のストレートアスファルト(ストアス)の価格が低下。東京地区のストアス価格(針入度60~80、ローリー、建設物価調査会調べ)は、14年12月までは1トン当たり10万円と高水準を維持してきたが、今年1月に9万円に下がり、4月から7万円台が続く。製造原価率の改善や採算重視の受注活動によって、各社の営業利益を押し上げた。中でも大成ロテックが前年同期比107・1%増、世紀東急工業が104・2%増と大きく伸ばした。東亜道路工業は黒字転換を果たした。
 連結業績で増収となったのは、鹿島道路、大林道路、大成ロテック、世紀東急工業の4社。期初の繰り越し工事や大型案件を着実に消化して売り上げ計上が進んだ。NIPPOは前年同期に大型開発案件を計上した反動による減収減益で、「主力の建設事業、製造・販売事業は売上高、利益とも前年同期の水準を確保できている」(NIPPO)としている。
 16年3月期は、受注高、売上高とも微減または横ばいと慎重な予想が多い。ストアスなど原材料価格の動向が不透明な上、繁忙期を迎え、労務費や運搬費などが上昇する懸念も抱える。前田道路、大林道路、東亜道路工業、世紀東急工業の4社が増収・営業増益を見込む。

道路舗装大手8社/15年4~9月期決算/4社増収、7社が営業増益

《日刊建設工業新聞》

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