国交省が初のCM事例集作成へ、近く民間含め事例調査 画像 国交省が初のCM事例集作成へ、近く民間含め事例調査

インバウンド・地域活性

 国土交通省は、地方自治体などの公共工事の発注者に対し、CM(コンストラクション・マネジメント)の活用を促進するため、同省として初の事例集を作成することを決めた。公共工事のほか、導入が進んでいる民間工事を対象にCMの先行事例を収集。導入効果をコストやスケジュール、品質の観点で体系的に整理する。年内か年明けに事例の調査を開始し、15年度末までにまとめる。
 改正公共工事品質確保促進法(公共工事品確法)では、発注関係事務を適切に実施することが困難な公共工事の発注者は、コンストラクションマネジャー(CMr)など「発注関係事務を行うことができる者」の能力を活用するよう求めている。同法の運用指針でも多様な入札契約方式の一つとしてCM方式を位置付けている。
 技術職員や発注事務のノウハウが不足している自治体などでは、CM方式の導入によって技術力の補完・強化を図ることで、円滑で効率的な施工を確保できると期待されている。ただ、公共工事でCM方式を導入した事例は少なく、自治体などの発注者からは「CM方式の導入効果が分からない」「活用の仕方が分からない」といった声も多く出ていた。
 事例集の作成に向けては、公共工事で20件程度、民間工事で数件の先行事例を選び、発注者にヒアリングを実施。事業スキームに加え、▽導入の理由▽CMrの業務範囲と責任の範囲▽導入の効果▽導入時・導入後の課題▽積算基準・方法-などを聞く。
 その上で、コスト管理や品質確保、スケジュール管理の観点からCM導入の目標・課題と成果を事例ごとに整理し、事例集としてまとめる。
 CM方式に対する発注者の理解を広げるため、事例集に加えリーフレットも作成する予定だ。調査業務は企画競争で外注する。企画提案書は12月1日まで受け付ける。

国交省/初のCM事例集作成へ/近く民間含め事例調査、自治体などの活用促進

《日刊建設工業新聞》

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