関東整備局、週休2日モデル工事へ協力呼び掛け…失敗事例も重要 画像 関東整備局、週休2日モデル工事へ協力呼び掛け…失敗事例も重要

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 関東地方整備局が、週休2日制確保モデル工事への協力を建設会社などに呼び掛けている。10月23日に最初の試行案件となる「塩嶺大橋床版他工事」の一般競争入札を公告。11月は「16号武蔵野橋下部他改良工事」(4日に入札公告)を皮切りに数件のモデル工事を順次発注する。関東整備局がまず注視しているのは、モデル工事への企業の参加状況。担当者は「結果的に週休2日制を達成できなくても罰則は科さない。失敗事例も重要な参考資料になる」として積極参加を期待している。
 関東整備局によると、最近では、ダンプによる土砂運搬が主体となる直轄工事を受注した業者が、配送計画の工夫によって週休2日を確保したケースがある。しかし、他の土木工事で週休2日が達成された事例は把握していないという。
 塩嶺大橋床版他工事では、受注者に▽週休2日▽土・日曜の休日化▽4週8休-の3パターンのいずれかの選択を任せる方式、武蔵野橋下部他改良工事では土・日曜の休日化を発注者が指定する方式をそれぞれ採用した。両モデル工事の開札は、塩嶺大橋床版他工事が12月11日、武蔵野橋下部他改良工事が12月17日。
 本年度のモデル工事は、週休2日制普及の障害になっている課題を抽出するための取り組みで、通常より工期を長く設定するなどの措置は取り入れていない。このため、企業側が最初から週休2日の達成をあきらめ、参加を敬遠する可能性もある。しかし、「失敗に終わった結果をマイナスに捉えず、より良い将来に向けた布石の一つに位置付ける」というのがモデル工事を試行する関東整備局の狙い。モデル工事の結果、工期設定の課題が見つかった工種については、余裕日数の加算などの対策の検討に入る。
 既に契約を結んでいる工事でも受発注者の協議によりモデル工事に移行することを認めている。移行した工事はまだないが、対象工事の選定は各出先事務所で進んでいるという。モデル工事の試行拡大に向け、受注者側の自主性の発揮にも発注者は期待している。
 モデル工事への参加を検討している企業に対し、関東整備局は「現場を一斉に休日にするのはさすがに難しい。交代で休日を取得するなどの工夫で、個人個人が週休2日を確保できる現場運営もあり得る」としている。

関東整備局/週休2日制モデル工事への協力呼び掛け/失敗事例も重要な参考資料

《日刊建設工業新聞》

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