東京都・兜町再開発、16年の先行2街区の都市計画決定めざす 画像 東京都・兜町再開発、16年の先行2街区の都市計画決定めざす

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 平和不動産は、東京・日本橋兜町周辺で進める街づくりのうち、先行2街区の再開発プロジェクトの都市計画案を来春をめどにまとめる。国の国家戦略特区制度を活用して容積緩和などの都市計画手続きの迅速化を図り、16年中の都市計画決定を目指す。2街区の再開発ビルの延べ床面積はそれぞれ3万~4万平方メートル程度を見込むが、「特区認定で認められる容積率などを踏まえて上積みも検討する」(岩熊博之社長)。先行2街区の事業化手続きと併せ、次期プロジェクトとして3街区で新たに事業化の検討に入る。
 街づくりの対象エリアは、中央区日本橋兜町、日本橋茅場町(敷地面積約10ヘクタール)。北側は日本橋側、東側は新大橋通り、西側は首都高速道路に面し、南側には東京メトロの日比谷・東西両線が乗り入れる茅場町駅がある。
 大規模地権者の平和不動産グループは、対象エリア内で関係権利者と協議しながら再開発事業を段階的に進める考え。ファーストステージの第1期事業として、平成通りに面した「兜町プロジェクト」(日本橋兜町7の一部)と「茅場町プロジェクト」(日本橋茅場町6の一部)に先行着手する。今年6月、両案件は国家戦略特区の都市再生プロジェクトに追加され、20年の竣工を目指している。
 兜町プロジェクトには▽投資家と企業の対話・交流施設▽金融・経営ナレッジ育成支援施設▽会社情報・投資情報発信スタジオ-などの機能を導入する計画。茅場町プロジェクトでは▽新興資産運用業者の集積施設▽金融インキュベーション施設▽バックオフィス・プラットホーム施設▽金融人材育成施設-などが入る。両プロジェクトともに上層はオフィスフロアを想定している。
 兜町周辺の再開発では、ファーストステージの第1期に続いて、第2期(20~23年度)、セカンドステージ(24年度~)と段階的に事業化を進める。ファーストステージ全体の開発規模は2~3街区で総延べ8万~10万平方メートルを想定。セカンドステージも2~3街区で同10万~12万平方メートル規模を見込んでいる。
 第1期の先行2街区に続く後継プロジェクトとして、平和不動産グループが保有する▽東京証券会館▽兜町第1平和ビル▽茅場町一丁目平和ビル-を中心とした3街区で事業化を検討していく。第2期以降の再開発ビルについて岩熊社長は「外国人をメーンターゲットとした高度金融人材の受け入れ促進を図るため、ホテルやサービスアパートメントなどの居住機能も積極的に導入する」と話している。

平和不/兜町再開発1期2街区(東京都中央区)/16年の都市計画決定めざす

《日刊建設工業新聞》

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