大林道路、アスファルト乳剤研究着手…質的成長へシフト 画像 大林道路、アスファルト乳剤研究着手…質的成長へシフト

インバウンド・地域活性

 大林道路の長谷川仁社長は11日、第25回施工技術発表会を前に記者会見し、今後の技術開発の方向性を明らかにした。インフラの維持更新需要が伸びるとの認識を示した上で、「舗装や橋梁の維持更新技術の開発を進めていく。橋梁は他社との協業も視野に取り組む」と表明。昨年11月に埼玉県久喜市の機械センターに設置した実験・研究施設「アスファルトラボ」にも触れ、「アスファルト関連の研究開発を積極的に行っていきたい」と述べた。
 実行中の中期経営計画(14~16年度)では、量的な拡大から質的な成長に軸足を移し、利益を生み出す技術開発を進めている。長谷川社長は「道路舗装分野では、他社と大きく差別化できる技術は少ない。品質や生産性を高めていく地道な努力の積み重ねが重要だ。維持管理の時代を一歩先んじる技術の充実に取り組む」と強調した。
 アスファルトラボでは、アスファルト混合物に加え、アスファルト乳剤も研究開発の対象に設定した。「これまで行っていなかったアスファルト乳剤にも取り組む。新材料、新技術を少しでも出していきたい」との考えを示した。
 今後の需要動向を見据え維持更新分野に注力にするとともに、「水素ステーションや大規模太陽光発電施設(メガソーラー)などで技術を蓄積している。今後を見据えると、さらに間口を広げていかないと駄目だ」と述べ、駐車場が付く地方の商業施設などの建築工事にも力を注いでいく方針を示した。本店に「建築部」を組織し、兼務含め約40人体制で建築分野に当たっていく。

大林道路・長谷川仁社長/維持更新時代に一歩先んじる技術開発推進/乳剤研究着手

《日刊建設工業新聞》

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