設備工事上場大手10社、15年4~9月期決算出揃う 画像 設備工事上場大手10社、15年4~9月期決算出揃う

マネジメント

 電気、通信、空調を主力とする設備工事上場大手10社の15年4~9月期決算が10日出そろった。本業のもうけを示す営業利益は、通信3社を除く7社が大幅に改善。電気3社(きんでん、関電工、九電工)と空調4社(高砂熱学工業、大気社、三機工業、ダイダン)は、建設需要が増加傾向にある大都市圏での工事を中心に利益改善が進んだ。通信3社(コムシスホールディングス、ミライト・ホールディングス、協和エクシオ)は、大手通信キャリアが設備投資を手控えた影響で売上高、営業利益ともに大きく減少した。
 電気設備は2社が増収、3社が営業増益。各社の単体完成工事高を工種別に見ると、きんでんは一般電気(前年同期比6・9%増)、環境関連(22・2%増)を中心に増加。関電工は、情報通信(26・4%減)の減少分を屋内線・環境設備(0・3%増)や配電線(2・9%増)などでカバーして減収を小幅にとどめた。九電工は、配電線(2・5%増)、屋内線(6・3%増)が堅調に推移した。
 受注高(単体)は3社とも増加。きんでんは、関西電力(10・2%減)、関西電力グループ(16・1%減)からの受注がそれぞれ減少したが、一般得意先(12・1%増)からの受注が増加し7・2%増。関電工は東京電力(20・4%増)向けが大きく伸び7・6%増。九電工は九州電力(1・8%増)、一般得意先(7・1%増)ともに増加し、全体でも6・4%増となった。
 通信設備は、3社が減収・営業減益。売上高は、コムシスHDがNTT設備事業(14・8%減)、NCC設備事業(30・1%減)ともに大きく落ち込み10・8%減。ミライトHDはNTT向け(11・6%減)、マルチキャリア向け(28・5%減)ともに大幅に減少し、9・0%減となった。協和エクシオはマルチキャリア向け(31・0%減)が落ち込み15・3%減少した。
 受注高(連結)も3社とも減少。コムシスHDはNTT設備事業(4・6%増)で増加したが、NCC設備事業(34・8%減)が低調に推移した結果、6・2%減。ミライトHDは、マルチキャリア向けが前年同期から184億円減少するなどして16・0%減少した。協和エクシオも、マルチキャリア(31・0%減)向けが大幅に減少し、全体も5・7%減となった。
 空調設備は、全社が増収・営業増益。高砂熱学工業の売上高は、設備工事(15・1%増)と設備機器の製造・販売(13・0%増)が大幅に伸び、15・0%増。大気社はビル空調(10・5%減)の減少分を産業空調(31・5%)でカバーし、8・2%増となった。ダイダンは空調工事(2・7%増)を中心に好調で12・1%増。三機工業は、売上高は前年同期並みだったが、建築設備事業を中心に採算が改善して営業黒字となった。
 受注高(単体)は3社が増加。高砂熱学工業は産業設備(27・7%増)が全体を押し上げ1・6%増。大気社はビル空調(22・3%増)と産業空調(32・7%増)ともに大幅に増加し、40・2%増となった。三機工業は建築設備事業(12・4%増)を中心に5・6%増加した。

設備工事上場大手10社/15年4~9月期決算/電気・空調7社が営業増益

《日刊建設工業新聞》

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