早生ミカンの販売好調、価格は平年より5%高 画像 早生ミカンの販売好調、価格は平年より5%高

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 主な産地が出そろった早生ミカンの販売が好調だ。11月上旬の価格は平年(過去5年平均)より5%高い。厳選出荷で良食味を保った極早生種の販売が好調だった小売店が、早生種を積極的に売り込んでいるためだ。卸売会社は「序盤はまずまずの滑り出し。しばらく平年を上回る価格が続きそう」とみる。

 11月上旬の日農平均価格(各地区大手7卸のデータを集計)は1キロ263円で平年より5%高い。同じ表年だった2013年と比べると3%下回るが、卸売会社は「数量を考えると、しっかりした価格で推移している」と受け止める。入荷量は平年比58%増、13年より91%多い。「好天で各産地とも生育が前進し、まとまった量が出てきた。終盤の極早生が少なく不足感があったことで引き合いは強い」(卸売会社)という。

 JA全農えひめによると、9、10月と好天が続き、生育は1週間ほど前進。「品質は、平年より高糖度で酸味が少なく、糖酸バランスが優れた仕上がり」と説明する。熊本県も日照時間が長かったことから、生育が進んでいる。JA熊本果実連は「雨が少なかったことで小ぶりだが高糖度なミカンとなった」と強調する。

 今シーズンのミカンは、極早生種で厳選出荷が奏功。良食味に消費者の購買意欲は旺盛で、販売を強めるスーパーが目立つ。首都圏を中心に90店舗を展開するスーパーは、早生種で前年の2割増を売り上げる。「極早生の品質が良かったため、『今年のミカンはおいしい』と早生に手を伸ばす、客が多い」と話す。

 良食味から、試食の回数をいつもの年より増やし、売り込むスーパーもある。卸売会社は「生育前進から数量増はしばらく続くが、積極的に仕入れる小売店も多く、価格が大きく崩れることはない」と見通す。

早生ミカン序盤好調 高糖度 数量増も5%高

《日本農業新聞「e農net」》

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