国内最大の太陽光発電所「ユーラス六カ所村ソーラーパーク」が完成 画像 国内最大の太陽光発電所「ユーラス六カ所村ソーラーパーク」が完成

インバウンド・地域活性

 ユーラスエナジーホールディングスが青森県六ケ所村に建設を進めてきた国内最大の太陽光発電所(メガソーラー)となる「ユーラス六カ所村ソーラーパーク」が完成し、10日に現地で竣工式が行われた。風力発電事業を主軸に展開する同社にとって、青森県内では初めての大規模太陽光発電施設。新むつ小川原開発地区(約253ヘクタール)の鷹架地区に30万2000枚、千歳平北地区に21万1000枚もの太陽光発電パネルをそれぞれ敷き詰め、合わせて115メガワットの電力を生み出す。
 施工は清水建設が担当。13年8月に着工し、約2年で完成させ、10月に稼働を開始した。電気設備などをユアテックが手掛けた。清水建設は、発電事業を行うユーラスエナジーHDの特定目的会社・ユーラス六ケ所太陽光から、施設の設計と電気、造成、架台、基礎などの各工事を一括で受注した。受注金額は約410億円。
 「ユーラス六ケ所ソーラーパーク」は、六ケ所村内の鷹架地区(約140ヘクタール)、千歳平北地区(約113ヘクタール)に設置した二つの太陽光発電所の総称。両地区の発電設備と変電所(2カ所)をつなぐ延長16キロの地中埋設送電線の敷設工事は地元企業などに優先的に発注した。
 清水建設は再生可能エネルギー関連工事の受注に力を入れており、メガソーラーのほか、洋上風力発電、地熱発電などの受注活動も展開している。
 現場を率いた中楯伸一前所長(現在は土木東京支店勤務)によると、工事は昨年夏ごろにピークを迎え、当時で約700人が作業に従事した。東北各地で東日本大震災の復興事業が本格化した時期と工期が重なり、労務・資材の円滑な調達に腐心したという。
 鷹架地区は、むつ小川原港のしゅんせつ砂で埋め立てられた土地。PC版によるコンクリート基礎でパネルの土台を固め、10センチ程度の液状化現象に耐えられるようにした。
 同地区では広大な土地を造成するに当たり、GPS搭載のブルドーザーを活用し夜間も工事を進めた。一方、千歳平北地区ではカメラを積んだ小型飛行機を飛ばして測量を実施。これらの先端技術を駆使し、作業時間を大幅に短縮した。
 式典では、神官による祝詞奏上の後、施設の無事稼働に感謝し、ユーラスエナジーホールディングスの稲角秀幸代表取締役や清水建設の柿谷達雄代表取締役副社長ら関係者が神前に玉串を捧げた。
 冒頭、稲角代表取締役は「施工者には休日返上で工事に当たってもらい、工期を予定より1カ月半も短縮することができた。今回完成した施設は当社にとって7番目の太陽光発電施設だが、最も重要な案件であり、完成を大変誇らしく思っている。施設には展望施設も設けた。地域の方々に活用して頂きたい」と語った。
 柿谷副社長は「再生可能エネルギー事業は今後ますます注目される。きょうは順調に稼働しているのを見て安心した」とあいさつした。

ユーラスエナジーHD/六カ所村ソーラーパーク(青森県)が完成/国内最大

《日刊建設工業新聞》

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