チャイナリスク関連倒産が2カ月連続過去最多、被害大の業種は? 画像 チャイナリスク関連倒産が2カ月連続過去最多、被害大の業種は?

マネジメント

 東京商工リサーチは10日、月次調査している「チャイナリスク」関連倒産の10月分を発表。倒産件数は11件にのぼった。これは2014年1月の調査開始以来、9月に続き過去最多タイの記録となる。

 業種別にみると、「繊維・衣服等卸売業」が3件、「繊維工業」が1件、「繊維・衣服・身の回り品小売業」が1件と、11件中の5件をアパレル関連が占めた。

 1月~10月の累計では63件となり、前年同期の41件から約5割増加。業種別でも前述の「繊維・衣服等卸売業」「繊維工業」「繊維・衣服・身の回り品小売業」に「なめし革・同製品・毛皮製造業」を加えると26件にのぼり、アパレル関連の業種がチャイナリスクの影響を直に受けていることがわかった。

 「チャイナリスク」関連倒産の事例として、下着製造のアイリス(徳島県美馬市)の場合、1988年に中国に生産拠点を開設して以来、中国進出を徐々に本格化させてきたが、近年の中国での人件費の上昇を受けて生産コストが高騰。経営環境が悪化し、10月に破産開始決定を受けるに至った。

 影響を受けているのはアパレル関連だけではない。小売業においても倒産件数が1月~9月は2件のみだったものの、10月には3件も発生している。今後、さまざまな業種に影響が広がる可能性もあり、予断を許さない状況だ。

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《加藤宏之/HANJO HANJO編集部》

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