三信建設工業、オーストリアゼネコンと地盤技術を日欧で展開 画像 三信建設工業、オーストリアゼネコンと地盤技術を日欧で展開

海外進出

 三信建設工業は、オーストリアのゼネコン・PORR社に対し、三信建設工業などが開発した地盤改良工法「V-JET工法」を欧州で施工する権利を許諾する契約を結んだ。セメント系硬化剤を高圧で噴射することで地盤を切削・撹拌(かくはん)混合して改良杭を造成する工法で、14年にはドイツで直径6メートルの改良杭を造成する試験施工を実施。欧州でのV-JET工法の実効性を確認していた。当面、欧州で年間1万立方メートルの施工を見込んでいるという。
 V-JET工法は、ジェットグラウト工法の一種。11年に三信建設工業と土木などの開発エンジニアリング会社・エヌ、アイ、テイ(東京都渋谷区、中西康晴社長)が共同開発し実用化。その後、最大5・5メートルまでの大径と高速施工が可能な工法として実績を伸ばし、現在までに国内で110件・12万立方メートルの施工実績がある。
 PORR社はウィーンに本社を構え、支店・グループ企業を欧州・中東12カ国に展開している。三信建設工業はPORR社に対してV-JET工法の施工を許諾するとともに、施工の際に使用する「特殊先端噴射装置」を供給する。
 今回の契約に先立ち、PORR社の特許技術である「Temjet工法」を、三信建設工業が日本国内で実施できる契約も結んだ。Temjet工法は、ジェットグラウト工法によって造成された改良体の出来形(造成径)を確認する技術。
 両社は、2件の技術契約締結を契機に日欧で地盤技術の相互展開を進めていく。

三信建設工業/オーストリアゼネコンと技術契約/地盤改良工法を欧州で展開

《日刊建設工業新聞》

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