岐阜・多治見駅南地区再開発事業協力者にフージャースコーポ 画像 岐阜・多治見駅南地区再開発事業協力者にフージャースコーポ

インバウンド・地域活性

 多治見駅南地区再開発準備組合(赤塚勝彦理事長)は、事業化に向けた協力・支援を行う事業協力者にフージャースコーポレーション(東京都千代田区、廣岡哲也会長)を選定した。10月30日に岐阜県の多治見市役所内で協定締結式が行われ、古川雅典市長の立ち会いのもと、赤塚理事長と廣岡会長が協定書に調印した。住宅棟と商業棟、駐車場棟で構成する複合施設で、順調に進めば16年度に本組合を設立し最短で18年度に着工、20年度の完成を目指す。
 開発するのは、JR多治見駅の南側約2ヘクタール。事業協力者の公募に際し準備組合は、住宅棟が24~25階建て延べ約2万平方メートル(約150戸)、商業棟は約1万平方メートル、駐車場棟は約600台収容などのたたき台を示していた。プロポーザルには4者が応募。書類審査で3者に絞り、9月にプレゼンテーションを実施し、フージャースコーポレーション案を選定した。
 フージャースコーポレーションは、自社新築マンションの分譲、シニア向けマンションの企画販売、リノベーション事業などを全国で手掛ける。準備組合は、主な選考理由として▽マンション計画だけでなく商業計画も含め駅南地区全体のまちづくりを踏まえた支援が期待できる▽資金立て替えなど、準備組合にとって最も有利な資金的支援を提案▽商業床の自社取得提案、商業テナント誘致の積極的支援、テナント配置計画などについての支援も期待できる-など、同社のノウハウが再開発事業だけでなく周辺のまちづくりにも効果をもたらすことが期待できるとした。
 締結式で古川市長は「駅北側の事業に続き、いよいよ駅の顔となる南側の開発が始まる。コンパクトシティーを実現し、活性化の起爆剤となってほしい」と大きな期待を寄せた。赤塚理事長は「きょうの協定締結は次の段階へのステップアップ。コンパクトシティーの拠点となるよう一市民としても期待している」と述べた。廣岡会長は「多治見市は自然も豊かでコンテンツも多い。駅前の活性化は地方都市の課題であり、事業を通じてまちのにぎわいづくりに取り組みたい」と意気込みを語った。
 準備組合は個人と企業、市の9者で構成。アドバイザーに再開発研究所、活動支援コンサルタントに都市問題経済研究所が参画。同研究所の協力企業として大建設計が入っている。今後は、3月に策定した再開発基本計画の熟度を高めた推進計画を策定。施設計画や資金計画の検討を進める。16年度の都市計画決定と本組合設立を目指す。フージャースコーポレーションは本組合設立まで事業協力者として参画、その後は参加組合員として協力・支援する。

多治見駅南地区再開発(岐阜県多治見市)/事業協力者にフージャースコーポ/準備組合

《日刊建設工業新聞》

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