大阪・寝屋川北部地下河川整備、大深度地下使用申請へ準備本格化

インバウンド・地域活性

 ◇認可申請図書等作成業務など3件、年内に入札公告へ
 大阪府は、寝屋川北部地下河川のうち鶴見立坑(守口市南寺方東通1)~排水機場(大阪市都島区中野町5)間の大深度地下使用を16年度に国へ申請するための準備を本格化する。年内に申請に必要な委託案件3件の一般競争入札を公告する予定。公告するのは「寝屋川北部地下河川都島調節池外大深度地下使用法認可申請図書等作成委託」と「寝屋川北部地下河川都島調節池外地盤変位解析委託」「寝屋川北部地下河川鶴見調節池外水理模型実験委託」。委託期間は図書等作成委託が13カ月、変位解析委託と模型実験委託は1年を予定。
 寝屋川北部地下河川のうち未着工の鶴見立坑~排水機場間は都市計画道路下に計画。延長は4684・2メートル。鶴見立坑~城北立坑間(鶴見調節池)は内径9メートル、延長1778・4メートルで、城北立坑~排水機場間(都島調節池)は内径11・5メートル、延長2905・8メートル。このうち大深度区間は延長3549・7メートル(内径9メートル延長643・9メートル、内径11・5メートル延長2905・8メートル)。
 大深度地下の深さについては、内環状線交差直下でマイナス60メートルとし、最下流部の排水機場付近ではマイナス70メートルにする。同地下河川と、地下掘削を計画している道路の都市計画は決定済みだが、「立体都市計画」決定に向けた手続きも進めていく。
 委託案件のうち、変位解析委託では、大口径シールドトンネルを掘削することで、地表面に影響が生じるかを確認する。
 模型実験委託は、建設区間に急勾配部分を設けることによる影響を調べることが目的。鶴見立坑から内環状線との交差部にかけての区間は34分の1程度の急勾配になることから、府が管渠内に水の勢いを弱める減勢対策の必要性について検討する意向を表明。府河川構造物等審議会大深度地下使用検討部会の委員も模型実験を実施するべきだと指摘していた。
 府では、申請手続きなどが順調に進めば、17年度にも未着工区間の詳細設計に着手する見通し。鶴見調節池は18年度に着工し、23年度の完成を予定。都島調節池と排水機場の工事を終え北部地下河川全体が完成するのは36年度ごろになる見通し。

大阪府/寝屋川北部地下河川鶴見~排水機場区間整備/大深度地下使用申請へ準備本格化

《日刊建設工業新聞》

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