新参入のローソン電子マネー、セブン-イレブンでも利用可能に? 画像 新参入のローソン電子マネー、セブン-イレブンでも利用可能に?

マネジメント

 ローソンは29日、信販大手のJCBと組み、電子マネー事業に参入すると発表したが、これがコンビニエンスストア業界に波紋を広げそうだ。というのもJCBの加盟店でローソンの電子マネーが利用できることで結果的にコンビニ最大手のセブン―イレブン・ジャパンの店頭でも使える格好になるからだ。セブン―イレブンでは流通系の電子マネーには門戸を開いていなかった。ローソンのJCBと協業した〝トロイの木馬〟作戦にセブン―イレブンの電子マネー「ナナコ」はどう対応するか、今後注目されそうだ。

 ローソンは大株主の三菱商事系の共通ポイント「ポンタ」の中核メンバーになっている。最近ではポンタから収集されるビッグデータの活用にも乗り出しており、ポイント事業には力を入れてきた。

 今回、そのローソンがJCBと組み11月3日から展開始める電子マネーは「おさいふポンタ」。ポイント獲得だけでなく、任意の金額をチャージし決済にも利用できる。電子マネーはローソンだけでなく、JCBの国内取り扱い店900万店でも利用できるようになる。

 しかし、これが結果としてコンビニ最大手のセブン―イレブン店頭でも決済に使えたり、「おさいふポンタ」にポイントが貯まったりすることになる。

 セブン―イレブンは、親会社のセブン&アイ・ホールディングスが独自の電子マネー「ナナコ」を展開している。このため、セブン―イレブン店頭ではこれまでJR東日本系の「スイカ」など交通系電子マネー以外、ファミリーマートと親密なカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が展開する「Tカード」など流通系の電子マネーには門戸を開いていなかった。

 しかし今回、あたかもJCBという〝トロイの木馬〟に乗ってやってくる「おさいふポンタ」が、セブン―イレブンの店舗に上陸、図らずも門戸を開放する格好となった。

セブン―イレブンでローソンの電子マネーが使えるようになる!?

《ニュースイッチ by 日刊工業新聞》

編集部おすすめの記事

特集

マネジメント アクセスランキング

  1. 2019年をピークに建設市場は縮小……“量から質へ”需要転換が本格化

    2019年をピークに建設市場は縮小……“量から質へ”需要転換が本格化

  2. 物流デベロッパー・トップの視点(6):レッドウッドグループ、時間かけ川上から土地情報把握

    物流デベロッパー・トップの視点(6):レッドウッドグループ、時間かけ川上から土地情報把握

  3. 後継者探しや事業引継ぎ、あなたの会社は大丈夫? 中小機構が専用サイトを開設

    後継者探しや事業引継ぎ、あなたの会社は大丈夫? 中小機構が専用サイトを開設

  4. リリーフが遺品整理事業をフランチャイズ展開、3年で30店舗目指す

  5. 鹿島道路のイメージキャラ「かじまる」が好評

  6. 「自社はブラック」が4人に1人、今後辞めたい割合も急上昇

  7. コベルコ建機社長に神戸製鋼所代表取締役副社長・楢木一秀氏

  8. 不動産協会、新専務理事に内田要氏就任

  9. 半導体再編が動きだす? ルネサスCEOがわずか半年で突然の辞任

  10. 小売業界にとって魅力的な海外進出先ランキング!

アクセスランキングをもっと見る

page top